物語12 ページ15
京都についた。
零「じゃあ…行こうか。」
カル「おー。」
神「ここ、私の希望コースにしてみたの。暗殺にぴったりだと思って。」
カエ「さすが神崎さん！下調べ完璧！」
高1「まじ完璧。何で拉致られらすい道通るかねぇ…。」
カル「何？お兄さん等。観光が目的じゃ無いみたいだけど。」
高2「男に用はなぇ。女をよこせ。」
《ガシッ！》
カル「ほらね渚君。一目につかない所なら、喧嘩しても問題ないっしょ。」
渚「あ！」
高1「刺すぞ！」
カル「刺す？そのつもりないのに？」
カエ「いや！離して！」
神「やめて…下さい…！」
竜「…！」
零「(竜が…珍しく反応した？)」
暫くして。
奥「渚君！杉野君！赤羽君！3人とも、大丈夫ですか？」
杉「ってて…。」
渚「良かった。奥田さんは無事だったんだね。」
奥「ごめんなさい…零さんと一緒に、思いっ切り隠れてました。」
零「ごめんね、怖くなっちゃって。」
カル「いや、それが正しいよ。犯罪なれしてやがるよ、あいつら。通報しても、直ぐには解決しないだろうね。ていうか…俺に直接処刑させてほしいんだけど。」
零「…！(確か…リーパが用意したしおりに…拉致対策書いてあったような…？)」
拉致られた3人は。
高1「女二人確保。そして反攻した男も一人。」
カエ「…。」
神「…。」
高1「なぁ、この写真の女…お前だろ？凛々しい女は報告しろっていうボスの命でさ。探したら急にいなくなった。」
神「…。」
渚達。
杉「班員が何者かに拉致られた時って、普通ここまで想定したしおりなんてねぇよ。」
零「リーパ、恐ろしくマメで、何でも書いてる。“京都で買ったお土産が東京のデパートで売ってた時のショックの立ち直り方”とか。」
杉「どこまで想定してんだ…(呆)」
零「“鴨川の縁でイチャつくカップルを見た時の淋しい自分の慰め方”とか。」
杉「大きなお世話だ！」
渚「でも良かったね。今僕達がすべき事が、ちゃんと書いてある。」
零「急ご。」
拉致られた3人。
カエ「あの写真…真面目な神崎さんにも、ああいう時期があったんだ。…ちょっと意外。」
神「うん…うちは父が厳しくてね。いい学歴、いい肩書きばかり求めてくるの。そんな肩書き生活から離れたくて…名門の制服も脱ぎたくて…毎晩、格好も変えて遊んでたの。馬鹿だよね。遊んでいて得た肩書きは、ENDのＥ組。…もう、自分の居場所がわかんないよ。」
高1「俺らの仲間になればいいんだよ。俺ら昔からこういう遊び沢山やってきたからよ。」
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作者名：Bokarira | 作成日時：2017年9月13日 22時
