説明＆応急処置 ページ41
〜妖夢side〜
私は、雅に言われたとおり、説明した。霧島の森で、何があったのか。勿論、精神？の中でも会話も全て。
雅「…成程。だからあんなに熱あったんだ…。」
妖「肩貸すよ、って言っても、大丈夫って。」
雅「昔から、そう言う奴だから。」
昔から…。
雅「でも、無茶しすぎ。刀素手て受け持てるなんて、無謀過ぎだよ。」
妖「あれは…私のせい…自分を殺そうとして…オロチが止めてくれた。」
雅「妖夢は悪くないって。悪いのは、黒幕。」
妖「…うん。」
雅「…って、こんな外で会話してる場合じゃないね。オロチ寝かせんと。」
あ、そうだった。今外にいたの忘れてた。
〜室内〜
雅「っと。まずは傷の治療からかな。ｼﾞｰ…」
ヒカリ君の方見てるね。
《バシッ》
って叩いた！？
光「痛っ！何すんだよ！」
雅「あんたに頼みがある。拒否権はない。Come here。」
光「相変わらず発音いいな…ってオロチ！？」
雅「治すの、手伝って。」
光「分かった。」
妖「私もやる。」
〜雅side〜
雅「うわ…思ったより傷深いね…。」
両腕に大きな刀傷、右手はあの時の、全身にも、小さな刀傷…軽くアバラ骨三本くらい折れてるね。
光「…これでよく生きてたな。」
雅「うん。とりあえずヒカリ、お願い。」
光「おう。スペカ発動。生命『命の泉』」
小さな刀傷が消える。でも、大きめの傷はまだ残ってる。流石に完治は無理か…あとは地道にやるしか…。
光「ふぅ…かなり力使っちまった。」
雅「休んでていい。後は私がやる。」
光「おう、任せたぜ。」
部屋に戻るヒカリ。
雅「…よし。妖夢、包帯と消毒液…後ギプス持ってきて。」
妖「うん。」
すたすたと行って、３分くらいで戻ってきた。
雅「ありがと。まずは…っと。」
これでも一応、外の世界で、医師の免許は取ってる。なんかあった時の為に、わざわざ。
妖「速いね。」
雅「一応、医師の免許持ってるしね。」
なんてこと言いながら、処置完了。
妖「後は、絶対安静ですね。」
雅「うん。」
多分動けないでしょ。右腕に包帯巻いて、左腕は、骨まで入ってたから、ギプスで固定して…全身に包帯巻いてるからね。
雅「妖夢、私はちょっとヒカリの様子見てくるから。オロチ見てて。」
妖「うん。」
雅「あ、そうそう…。」
これ、言っとこ。
妖「？」
雅「妖夢が黒幕と戦った時あったでしょ？妖夢は、隣で寝てるよって言ったら、『良かった、妖夢がぶじで。』って、小さい声で言ってた。」
妖「え！？」
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作者名：Bokarira | 作成日時：2017年9月8日 17時
