走馬灯は本当に浮かぶらしい ページ9
Aサイド
とは願ってみるものの、そんな願いが簡単に叶うはずもなく、目の前の神様(仮)は未だにその凄い殺気を減らす様子はない。
それを察した私は
《と、とりあえずこの状況を何とかしないと…。ていうかこの人私なんかの何処がそんなに好きなの?後本当に私なんかでいいの?
私なんかよりも素敵な人一杯いるのに?嘘でしょ?…よしまずはこの状況の打破よりもこの人の目を覚まさせるのを優先しよう。そうしよう←》
という考えにいたった。そしてその方法を必死に一瞬で頭の中で考えた結果…
バッ
『すみません‼︎私には″この命より大事に思ってる″貴方ではない彼氏が他にいる″ので諦めて下さい‼︎』←
と勢いよく頭を下げながら言うという馬鹿みたいな行動しか取れなかった。でもハッキリ言っていい?こんな状況じゃあこれしか思いつかなかったの‼︎
それだけ私は馬鹿なの‼︎←
《それにこの人の目を覚まさせるには″既に付き合っている彼氏がいる
「【何だこの馬鹿は】」って思って呆れて目を覚ましてくれるんじゃないかと思ったの‼︎←
だからと言って、さっきも言ったけどそんな彼氏なんて夢みたいな存在が実は″本当にいない″のに、そんな事言ったのはごめんなさいね⁉︎
後で全力で謝るからどうかお願い…目を覚まして…。私なんかには私なんかを好きになってくれる程の心が実は凄く優しい貴方は勿体ないから…》
そう心の中で最初は荒れに荒れながらも、最後はこの人の今までの行動はさっきまでは悪印象でしかなかったけど、
それをした相手が″私″という事でこの人には逆に好印象しかなくなったので、最後は心の底からそう願いながら目の前の人の返事を頭を下げたまま私はただただ待った。
きっとこの人は私何かを選ぶんじゃなかったと目を覚ましてくれる。そう願いながら…でも…
神様(仮)「【…(ないボソッ】」
『え?ウグッ‼︎』
その願いは神様(仮)が何かを呟いたと思ったら、私がそれを聞いた事により反射で頭を少し上げた瞬間、私の首を思いっきり締めてきた事により、
あぁ叶わなかったのかとすぐに察した。そしてそれを察した私は
《人は死の危機に直面すると、今までの記憶が走馬灯のように浮かぶって言うけど…あれ本当だったんだなぁ…←》
なんて事を頭に浮かぶ″私の人生の記憶″を追いながら考えていた
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キャメル(プロフ) - 三日月さん» 様。応援の言葉をありがとうございます。私は神ではないですが、そこまで喜んでくれたなら何よりです!これからも是非ご愛読くださると嬉しいです! (2021年9月21日 11時) (レス) id: 94e10f3f95 (このIDを非表示/違反報告)
三日月 - めちゃくちゃ面白いです!! え?作者様、神ですか…? 更新楽しみにしてます!応援してます!! (2021年9月6日 0時) (レス) id: ac33112f85 (このIDを非表示/違反報告)
キャメル(プロフ) - 塩キャラメルしか勝たんさん» 様。嬉しいお言葉をありがとうございます!かなりのんびりですが地道にやってますので、これからも応援よろしくお願いします!! (2021年8月17日 16時) (レス) id: 94e10f3f95 (このIDを非表示/違反報告)
塩キャラメルしか勝たん - とーーーっても面白いです!更新頑張って下さい! (2021年8月2日 18時) (レス) id: e25b0a7159 (このIDを非表示/違反報告)
キャラメル014(プロフ) - asamanoaporoさん» 様。この度は貴重なコメントをしてくださっただけでなく、この作品の更新を楽しみにして下さり、ありがとうございます!また、本編更新が遅くて申し訳ありません。次の更新はなるべく早く出来るように頑張ります…( ; ; ) (2021年4月19日 21時) (レス) id: 94e10f3f95 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:キャラメル014 | 作成日時:2021年3月19日 17時