何で″貴方達が″此処にいるの？【名探偵コナン】

何で貴方が″此処″にいるの？※少し内容変更しました ページ3

Aサイド

そんな息が上がりきっている私をよそに園子さんは私に休憩させるよりも先に、目的地であるのか″喫茶店″のような場所にまだ私の手を引いたままヅカヅカと入る。

その瞬間私は自分が今、名探偵コナンの世界に″トリップ″しているかもしれないという″仮説″よりも、このお店の名前が″喫茶ポアロ″である事よりも、

そのお店の中に″テレビや漫画″で何度も見てきた、顔を何故か赤くしている″死神″さんと、

同じく顔を赤くしているその店の店員さんが″安室透″さんである事よりも、″ある人″を見た事に驚いてしまい、″その人の名前″をつい呼びかけてしまった。

それを慌てて口を塞いで未然に済ましたけど、これでは何も知らない人から見たら私はまるで″初対面の人″を見た途端。

小さく悲鳴を上げたようにしかみえない。

しかも私の今の顔色は絶対に異常に悪いし、身体だってかなり震えているから尚更だろう。

でもそれくらい驚く程の人が目の前にいるのだから、こればかりはどうか許して欲しい。


《何で…何で貴方が″此処″にいるの？そして…″生きているの″？… ″景光″さん…》


そう私の目の前にいるのは、″警察学校組″といって昔安室さん…もとい″降谷零″さんと同時期に″警視庁警察学校″に入校した″五人組″の1人で、

″原作では″間違いなく″亡くなっているはず″の…。

″諸伏景光″さんご本人がいた。しかも″変装もなし″のもろの景光さん…もとい諸伏さん状態で。


園子「ねっねっ⁉︎この店員さん2人、すっごくイケメンでしょ?この人達の事をどうしても貴方に紹介したかったんです!ってえ？だ、大丈夫ですか？」


蘭「本当顔色悪いですよ？もしかして園子が無理矢理走らせたから気分が悪くなったんじゃ…」


園子「えっ⁉︎Σそ、そうなんですか？す、すみません。私はただ貴方がとっても綺麗な人だったから、この2人のどったかと付き合ってくれたら嬉しいと思っt…」


prrrrr♪


『ﾋﾞｸｳｯΣ』


その事に驚き過ぎたせいで、諸伏さんを(相手から見たらだけど)かなりの恐怖一色って感じの表情のまま見て固まっていると、

そんな私の様子を今の今まで見ていなかった園子さん達が見てかなり心配している声色でそう言ってきたけど、

私は放心状態のままだったので『そんな事ない』と答えられずにいたらいきなり私のスマホの着信音が店の中に鳴り響いた。

″あの人″からの電話→←嘘…でしょ？

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