戦闘開始 ページ17
藤宮(諸伏)サイド
それを俺はなんとか間一髪でよけたが、ほんの少しだけその刃先が腕に当たってしまった為、その痛みに少し顔を歪めた。
藤宮(諸伏)「オラッ‼︎」
ガンッ
?「【グァッ‼︎】」
バタッカランカランカラン
だが俺は″本来は警察官″だからやられっぱなしでいることはなく、そのまま男の背後に急いで周り、その男の頭に″思いっきり″回し蹴りを喰らわした。
すると男はそんなに身体能力がある訳でもなかったのか、抵抗することも出来ないままそんなうめき声を上げながら倒れ、
犯人が持っていた刃物もそんな金属音を奏でながらあの女の子の方に転がっていく。
?「【て…んめぇ‼︎‼︎】」ギロッ
藤宮(諸伏)「っ⁉︎」《″あれ″で気絶しないのかよ‼︎》
″普通″ならそこで終わりなんだが、どうもコイツは身体能力は高くない割に身体だけ頑丈らしく、直ぐに起き上がり俺のことを酷い形相で睨みつけてきた。
何度も言うが俺だって本来は警察官だし、″警察学校″を卒業した今でも″アイツ″に付き合ってそれなりに鍛え上げてるつもりだ。
なのに、アイツ″直伝″の″本気″の蹴りをもろに喰ったはずの犯人は気絶どころか逆に闘志が芽生え、今にも殺気だけで人を殺しそうな勢いを見せている。
藤宮(諸伏)《こんな所をアイツが見たら、絶対今以上の″訓練″をさせられるな…ハハッ(遠い目)》←
そんな男を見た俺はそんなちょっとした″フラグ″を立てながら、心の中では乾いた笑いをしつつ、表では次こそは相手の攻撃を完全に避けられるようにしていた。
……はずだったんだが…。
コナン「藤宮さん伏せて‼︎」
藤宮(諸伏)「⁉︎」
ギュイーンバーーン‼︎
?「【あ?⁉︎グァァッ‼︎】」
ドーン‼︎
?『えっ?⁉︎ウッ…』
背後からコナン君のそんな声が聞こえたから、俺はすぐにその場にしゃがんだ。
すると俺の頭の上を風の音と何か物凄い音と、不思議な光を放っているサッカーボールが勢いよく通り過ぎ、
そのサッカーボールは俺の代わりにゆっくり立ち上がろうとしていた男の顔面にクリンヒットした為、男はさっきよりも酷いうめき声を上げながら再び女の子の方へ吹っ飛んでいった。
そのせいで吹っ飛んだ男は女の子にもろに当たり、女の子は男と共にそんな声をあげながらその場に倒れた。
藤宮(諸伏)「‼︎おい大丈夫か⁉︎」
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キャメル(プロフ) - 三日月さん» 様。応援の言葉をありがとうございます。私は神ではないですが、そこまで喜んでくれたなら何よりです!これからも是非ご愛読くださると嬉しいです! (2021年9月21日 11時) (レス) id: 94e10f3f95 (このIDを非表示/違反報告)
三日月 - めちゃくちゃ面白いです!! え?作者様、神ですか…? 更新楽しみにしてます!応援してます!! (2021年9月6日 0時) (レス) id: ac33112f85 (このIDを非表示/違反報告)
キャメル(プロフ) - 塩キャラメルしか勝たんさん» 様。嬉しいお言葉をありがとうございます!かなりのんびりですが地道にやってますので、これからも応援よろしくお願いします!! (2021年8月17日 16時) (レス) id: 94e10f3f95 (このIDを非表示/違反報告)
塩キャラメルしか勝たん - とーーーっても面白いです!更新頑張って下さい! (2021年8月2日 18時) (レス) id: e25b0a7159 (このIDを非表示/違反報告)
キャラメル014(プロフ) - asamanoaporoさん» 様。この度は貴重なコメントをしてくださっただけでなく、この作品の更新を楽しみにして下さり、ありがとうございます!また、本編更新が遅くて申し訳ありません。次の更新はなるべく早く出来るように頑張ります…( ; ; ) (2021年4月19日 21時) (レス) id: 94e10f3f95 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:キャラメル014 | 作成日時:2021年3月19日 17時