文豪たちの反応調査記録其の捌 (ページ47)

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犬のぬいぐるみで夢主が埋まってみた (ひにゃたこ様リクエスト) ページ47

中島敦

「わぁ、犬ばっかりだ・・・って、時雨さん！？」

最初は犬の縫いぐるみの山を見つめていましたが、其の山の中から貴方が「た、助けてぇ」と力なく呟くと縫いぐるみをどかしてくれます。
犬の縫いぐるみで窒息するところでしたね。

太宰治

「くっ・・・けど此れも時雨ちゃんのため！」

自分に言い聞かせて犬の縫いぐるみを極力見ないように投げ捨てていきます。
「犬の縫いぐるみと心中なんて勘弁してくれ給えよ・・・」とぐったりして抱きついてきました。

江戸川乱歩

「え？何？聞こえなーい」

実際は聞こえていますが、聞こえない振りをします。
貴方が察して「助けてくれたら好きにしても良いですから！」と云うと「そこまで云われちゃあしょうがないなぁ！」と助けてくれました。

芥川龍之介

「羅生門、連門顎」

普通の羅生門ですらなく、まさかの連門顎でした。
犬が相手なので容赦は微塵もありません。
貴方の上にのし掛かっていた縫いぐるみは、気づけば消えています。

中原中也

「・・・は？」

「犬の縫いぐるみに殺される・・・」とうとうとし乍呻く貴方を見ての第一声が其でした。
重力操作で吹き飛ばしてから「寝言は寝て云えよ、baby？」と笑います。
あ、イケメンだ。←

フョードル・ドストエフスキー

「・・・何時から貴方はコレクターになったんですか？」

深い溜め息を吐いて、縫いぐるみを少しずつ片していきます。
其の数実に百一。
しかも地味に大きいので、彼は避けるのに苦労していました。

ゲスト

黒の時代太宰治

「私は助けないからね」

きっぱり云いきって、黙々と仕事をし始めます。
貴方も対抗して無言で息を潜めていると「・・・ねぇ、まさかこんな間抜けなことで死んでないよね？」と心配してくれました。
そう思うなら助けてくださいよ。←