文豪たちの反応調査記録 其の陸

化け狐の夢主が『紺々恋慕』を歌ってみた (蓬莱少女様リクエスト) ページ18

中島敦


「助けた・・・？あ！ひょっとして、」

実は、先日狐の姿で車に轢かれそうになっていたのを助けてもらっていたんです。
其の瞬間から貴方は彼にぞっこんでした。



太宰治


「ふふふ・・・おいで？」

むぎゅっ、と抱きつくと彼は嬉しそうに笑います。
彼も貴方のことを構いたかったんです。
今度からは遠慮なんてしなくていいですよ。



江戸川乱歩


「まぁ確かにそうかもしれないけど・・・流石に目の前に来てくれなきゃ解んないよ？」

何時も人に囲まれている彼には近づけず、貴方はこそこそと離れることが多いんです。
でも、彼が逢いたいのはほかならぬ貴方だけですよ。



芥川龍之介


「樋口。お前も化けているのか」

猫被りを化狐の変化だと勘違いした彼は樋口さんに問い詰めます。
全く関係がないのに巻き込まれた樋口さんは困惑していました。



中原中也


「似せ者でも偽物でもねぇだろ。手前は手前だ」

例え狐から化けた姿であろうとも、貴方が象った姿であり、貴方が其の姿で存在していることに変わりはありませんから。
彼は特に気にしていません。



フョードル・ドストエフスキー


「耳も尻尾も可愛らしいと思いますよ？」

「ふわふわですし」と彼は貴方の耳と尻尾に触れます。
彼が気に入ってくれているなら其でもいいかもしれませんね。



ゲスト


国木田独歩


「俺の理想の姿は・・・今のお前其のものだ。変わる必要はない」

見せられた手帳の彼の理想の容姿は貴方に合致するものばかり。
彼は貴方を一目見た瞬間、運命だ、なんて感じたりしたんですよ。



立原道造


「お、おう。俺が貰うのはお前だけだ！」

にかっ、と明るく笑います。
しかし其の顔は赤く染まっていました。
かっこ可愛いとか・・・反則技ですね。

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