文豪たちの反応調査記録 其の陸

夢主が親戚に忌み嫌われて、のけ者にされてみた (りん様リクエスト) ページ13

中島敦


「どうして・・・」

優しい貴方が嫌われる理由が解らず、困惑します。
「うちの家庭は複雑だから」と小さく微笑み、誤魔化しました。



太宰治


「帰ろうか、時雨・・・あまり此処にいたくはないだろう？」

親戚の葬儀に来ましたが、貴方が何かをする度に睨まれてしまいます。
其に気がついた彼は仕事、と云って貴方を連れ出してくれました。



江戸川乱歩


「・・・まぁ、元はと云えば悪いのは母方の祖母だね」

遊女の子、ということで貴方はあまりよくは思われていなかったんです。
祖母が母を売り、名も知らぬ男の人との間に貴方は産まれました。



芥川龍之介


「僕も行こう」

親戚の家に行くのが憂鬱で仕方がない貴方に彼は付き添ってくれます。
彼が横で睨みを効かせているのであまり露骨な反応はされません。



中原中也


「手前を嫌う奴なぁ・・・一回逢ってみてぇもんだな」

マフィアの構成員全員から好かれている貴方が嫌われているところをあまり想像できないんです。
でも、連れていかない方がいいですよ。
十中八九、きれてしまいますから。



フョードル・ドストエフスキー


「あんな人たち、もう関係ないでしょう？」

親戚を思う度に溜め息が出てしまいますが・・・そうですね。
今や貴方は彼の妻なんです。
同じ名字を名乗らなくて済みますよ。

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