文豪たちの反応調査記録 其の陸

夢主が花吐き病になってみた (緋華様リクエスト) ページ1

中島敦


「貴方がそんなに苦しむなら・・・」

「好きな人に告白してください」と云えないのは、彼が貴方のことを愛しているからなんです。
貴方が好きなのは彼なんですけれどね。



太宰治


「・・・好きだよ、時雨ちゃん。私じゃ駄目かい？」

貴方の吐き出した花に触れて彼は微笑みます。
貴方が頷くと解っていたからの行動でした。
ずっと前から貴方の思いに気づいていてくれたんです。



江戸川乱歩


「ねぇ、早く云ってよ・・・好きだって」

名探偵は貴方の思い人なんてすぐに見抜いてしまいました。
貴方が泣き乍「大好きです・・・乱歩さん」と云うと「僕もだよ」と答えてくれます。



芥川龍之介


「貴様の思い人は誰だ。僕が脅してでも交際させる」

此れ以上貴方の苦しんでいる姿何て見たくなかったんです。
貴方が笑うなら、自分の思いなんて二の次でした。



中原中也


「俺にも・・・好きな奴がいるんだ」

「そいつ、気づきもしねぇでさ」と苦笑します。
貴方は何となく彼に自分を重ねました。
お互いの気持ちに気づけていないんです。



フョードル・ドストエフスキー


「・・・貴方にそこまで思われる方は幸せでしょうね」

貴方には聞こえないほど小さな声で呟き、背中を撫で続けます。
貴方の涙が、苦しみが、自分のためであったなら。
そう考えていても、貴方に伝えることはしません。




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前作でいただいたリクエストからのスタートです！

飛ばされている場合はお手数ですがコメント欄での再度リクエストをお願いします。

夢主が戦闘中に鋼の錬金○師の名台詞を文豪に云ってみた (ウミソラ様リクエスト)→

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