第69話 訓練開始前日譚 ページ10
「う〜ん、おかしいんですよねぇ」
「はあ……」
炭治郎が機能回復訓練に入って二週間。
やっと身体の重さが全部取れて、骨折含む怪我も治った私は、診察室の椅子に座ったまましのぶさんの綺麗な顔が悩ましげになっているのをまじまじと眺めていた。可愛いー。
「いくらなんでも早すぎるんです。怪我の治り具合が」
「え」
え、である。え、そうなの？ そんなことってある？ っていうか、早いっていいことでは……。
きょとんとする私に構わず、しのぶさんはむむむと悩みながら私の診断書？ みたいなのと睨めっこ。可愛い。
「確かに善逸君も毒を流し込まれて重症でしたが……実を言うと、貴方の方が重症だったんですよ？」
「え」
「貴方の方が毒を流し込まれた量が多いんです。本当ならまだ療養しないといけないはずなんですが、それが完治してしまっている」
「えぇ……」
「Aさん、貴方、元々怪我の回復が早い方だったりしますか？」
「そんなことはない、と、思い、ますけど……」
息吹を使った時だって怪我をして、そんでもって二ヶ月？ ぐらい療養したってのに、回復が早いってなんじゃ。神様にも怪我の治りは普通って判押されたんだぞ。なんなら遅い方なんて言われたこともある。
なんて話をしのぶさんにしたら。
「そもそもそれもおかしいですよね」
「へ」
紫がかった瞳がこっちを向いて、そう言われてしまった。私はと言えばまたまたきょとん顔。おかしい、とは。
「貴方の言う“神業の再現”とやらの代償は、その程度の怪我で済む様なものなんですか？」
「……ぇ」
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ユズヒ(プロフ) - たまごさんさん» おっとそのパターンは予測してなかったですね……？ 美味しく味付けして食べてくださいね……。おやすみなさい！たまごさんさん(？)も風邪など引かれないようお気をつけて！！ (2020年2月5日 23時) (
レス) id: 717d8ad01f (このIDを非表示/違反報告)
たまごさん(プロフ) - ではおやすみなさい、体調崩されないようお気をつけください! (2020年2月5日 23時) (レス) id: e187441fa2 (このIDを非表示/違反報告)
たまごさん(プロフ) - くそぅ…間に合わなかったか…Rainさんもっと語彙力落としてください（失礼）それかユズヒさんを食べます! (2020年2月5日 23時) (レス) id: e187441fa2 (このIDを非表示/違反報告)
ユズヒ(プロフ) - たまごさんさん» コメントありがとうございます！ 因みにRainさんの語彙力は私が美味しく頂いたのでカケラも残っておりません。大変美味しゅうございました……(カップラーメンを眺めながら) (2020年2月5日 23時) (レス) id: 717d8ad01f (このIDを非表示/違反報告)
ユズヒ(プロフ) - 夜美さん» いくら言葉があれでも声がよければ全て良しとなる…ここはそんな世界……。とんでもないです！ 明日を楽しみにしててくださいね……！！ (2020年2月5日 23時) (レス) id: 717d8ad01f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユズヒ
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作成日時：2019年12月8日 16時
