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キンッ、ガキンッ、と金属音が響く。
振るわれた爪を弾き、開かれた手のひらを斬り落として頸を狙うも避けられる。今回はしっかり自覚がある。動きが鈍った。誰のって、私の。
さっきまではもっと身体が軽かったのに、今はなんだか鉛になったかの様に重たい。身体が強張る感覚を引きずったまま繰り出す攻撃は躱され防がれてしまう。なんとか右手のひらは斬り落とすとか斬り裂くとかの対処ができているけど、やっぱり頸を斬るには一歩足りなかった。
いやだってさ！？ 怖いんだよね！！？ 確かにさっきあの鬼、なんか前世でいつかの同級の男の子が言ってた言葉と似た様なこと言ってたけど！！ 因みにその男の子を一緒に眺めてた友達は死んだ目してたけど！！
でもね！！ どんなにふざけた言葉でも！ どんだけ痛々しい言葉でも！！ それを口にした奴が本当に人を殺せる力と実行力を持ってたら笑い話で済まないんだよね！！
「この世の全てを燃やし尽くす」って言葉だけ吐き出すのと、そう言ったと同時に建物に火をつけるのとじゃ湧き出る危機感違くない！？ そういうことだよ！！ でもそんなこと言って火つけるのは等しく頭おかしいと私は思うね！！
「っ！」
パンッ！ 向けられた手のひらをまた蹴り飛ばす。何度も何度も懲りないなこいつ……！
……三時の方向。ああもうイラついた視線！ ごめんなさいね！？
ドッ。
「っ、かはっ……！」
向けられていた視線に歯噛みしていた隙を突かれて腹を蹴られた。咄嗟に腹筋に力を入れたからそこまでダメージは無いにしても、蹴られた衝撃は殺しきれなかった。小さく後ろに跳んだ身体を立て直して、零れ出す空気をぎりりと噛みながら相手を睨みつける。
視線のそいつは、あいも変わらず私に手のひらを向けていた。
素早くその場から移動、直線上の外側へ。うぐぇっ、蹴られたお腹が気持ち悪い。腹筋先輩のおかげでダメージは大したことなくても、喰らってしまったものは喰らってしまったのだ。内臓がぁぁああ……！
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ユズヒ(プロフ) - たまごさんさん» おっとそのパターンは予測してなかったですね……？ 美味しく味付けして食べてくださいね……。おやすみなさい！たまごさんさん(？)も風邪など引かれないようお気をつけて！！ (2020年2月5日 23時) (
レス) id: 717d8ad01f (このIDを非表示/違反報告)
たまごさん(プロフ) - ではおやすみなさい、体調崩されないようお気をつけください! (2020年2月5日 23時) (レス) id: e187441fa2 (このIDを非表示/違反報告)
たまごさん(プロフ) - くそぅ…間に合わなかったか…Rainさんもっと語彙力落としてください（失礼）それかユズヒさんを食べます! (2020年2月5日 23時) (レス) id: e187441fa2 (このIDを非表示/違反報告)
ユズヒ(プロフ) - たまごさんさん» コメントありがとうございます！ 因みにRainさんの語彙力は私が美味しく頂いたのでカケラも残っておりません。大変美味しゅうございました……(カップラーメンを眺めながら) (2020年2月5日 23時) (レス) id: 717d8ad01f (このIDを非表示/違反報告)
ユズヒ(プロフ) - 夜美さん» いくら言葉があれでも声がよければ全て良しとなる…ここはそんな世界……。とんでもないです！ 明日を楽しみにしててくださいね……！！ (2020年2月5日 23時) (レス) id: 717d8ad01f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユズヒ
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作成日時：2019年12月8日 16時
