＊ ページ13
「……あー、またですか……」
「あ、A！！」
病室に戻ってきて開口一番の言葉がそれだった。自分達の布団に潜り込む炭治郎と伊之助には覇気がない。まあこれは今に始まったことじゃなくて、機能回復訓練に入ってからずっとこうなんだけどもさあ。
伊之助なんて、「豚治郎はだらしねぇなあ！」と元気を取り戻して早々炭治郎に言ってたのに、自分が訓練に参加したらこうなった。二人揃ってやつれてるなんてなかなか無いんじゃなかろうか。
っていうか猪頭もやつれてるのほんと謎なんだけど。どういう構造？
「ただいま善逸。二人は訓練から戻ったばっか？ 相変わらず死んでんね〜？」
「もう！ ほんと！！ 怖いんだけど！！！ 二人とも何も教えてくんないしさあ！ 毎日毎日なんなのこれ！！」
涙目の善逸が頭に雀を乗せたままギャンギャン騒いでいる。そうなんだよねぇ、二人とも訓練から戻ってきてからずっとこうだから、なにやってんのかわっかんないんだよねぇ……。
ぎし、とベッドに座って足に頬杖をついて苦笑い。善逸はしのぶさんが言っていた通り明日から訓練に参加するから、この二人がこんなにやつれてるのを見て不安な様だ。
「……で、どうだったんだよ、怪我の具合」
「ん？ 完治だって。明日からあんたと一緒に訓練参加でーす」
聞いてきた言葉になんとなしに答えれば、「よかったじゃない」の言葉と共に心底安堵した視線が向けられた。そう言えばこいつが一番私を心配してくれてたんだっけ。
まあね！？ 私の症状ちゃんとわかってるのこいつだけだからね！？ 優しいねありがとう！！
ちゅんちゅんと鳴く雀もどうやら私を心配してくれてたらしく、ありがとうとお礼を言った。
「それにしても、明日から訓練参加かぁ……」
ちらり、と再度布団に潜ったままの二人を見る。心なしかどんよりと黒雲を纏っている二人からの返事は無い。
うーーーーーーん…………。
「…………嫌だなぁ」
「いやほんとにね？？ えぇーーやだやだやだやだやだよ俺！？ もーー怖いんだよーーー！！」
がたがたがたがたと震えながら騒ぐ善逸の巻き添えで、頭の上の雀がちゅちゅちゅちゅちゅ、と鳴いている声を聞きながらふと訓練ってなにするんだろう、と考えて……。
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ユズヒ(プロフ) - たまごさんさん» おっとそのパターンは予測してなかったですね……？ 美味しく味付けして食べてくださいね……。おやすみなさい！たまごさんさん(？)も風邪など引かれないようお気をつけて！！ (2020年2月5日 23時) (
レス) id: 717d8ad01f (このIDを非表示/違反報告)
たまごさん(プロフ) - ではおやすみなさい、体調崩されないようお気をつけください! (2020年2月5日 23時) (レス) id: e187441fa2 (このIDを非表示/違反報告)
たまごさん(プロフ) - くそぅ…間に合わなかったか…Rainさんもっと語彙力落としてください（失礼）それかユズヒさんを食べます! (2020年2月5日 23時) (レス) id: e187441fa2 (このIDを非表示/違反報告)
ユズヒ(プロフ) - たまごさんさん» コメントありがとうございます！ 因みにRainさんの語彙力は私が美味しく頂いたのでカケラも残っておりません。大変美味しゅうございました……(カップラーメンを眺めながら) (2020年2月5日 23時) (レス) id: 717d8ad01f (このIDを非表示/違反報告)
ユズヒ(プロフ) - 夜美さん» いくら言葉があれでも声がよければ全て良しとなる…ここはそんな世界……。とんでもないです！ 明日を楽しみにしててくださいね……！！ (2020年2月5日 23時) (レス) id: 717d8ad01f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユズヒ
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作成日時：2019年12月8日 16時
