第136話 ページ32
クレアside
フロイド「ラッコちゃんどうしたの〜？涙凍るよ？」
カリム「俺のせいだ…おれ、知らないうちにジャミルのこと傷つけてた……」
わしはカリムの後ろに行き
クレア「まぁ、間違えではないな」
そう、一言言った
カリム「クレア…、やっぱり…俺が……「だが」？」
クレア「正解でもない」
アズール「クレアさん…？それは一体？」
クレア「そうじゃな…」
くふふ、と笑いを響かせる
クレア「カリム、本来これは誰も悪くない
被害者が新たな被害者を生み出してしまっただけに過ぎぬ」
そもそもの話…子供同士では解決せんであろう…
クレア「原因はほぼ大人にあろう？
大人は子に理不尽に役目を押し付ける
大人は子の自由を奪う、
大人は理不尽で…子の命を奪う
それがたとえ愛であろうと……」
ユウ「先輩…？」
クレア「誰しも平等にはならんよ
下がいるから上がいる、上がいるから下がいる
……同じものは誰1人とておらん、同じ立場など存在しない」
アズール「クレアさんはこの状況は必然的だったと言いたいのですか？」
正解であって不正解
これが運命であれ
因果の流れであれ
クレア「少なくとも、免れはしない…
まぁ！少なくとも、裏切り者として殴るぐらいはしても良いのではないか？」
グリム「オレさまさんせーい！！」
フロイド「俺も〜」
クレア「カリム、行動を起こせ、何もせずうずくまっては事態は悪い方へ傾く…
ジャミルを、失いたくはないであろう？」
カリム「あぁ！俺、ジャミルのことを元に戻して、裏切り者って！言って一発殴ってやるんだ！」
クレア「そのいきじゃ！」
流石にこれは動かねばならんからのう…めんどくさい…
ジェイド「珍しいですね、クレアさんがここまで手を差し伸べるなんて」
クレア「くふふ、そうか？」
まぁ…わしは人と関わるのを好まんから分からなくはないがな？
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零(プロフ) - 続きが速く見たいです (2022年8月18日 21時) (
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作者名：秋凛 | 作成日時：2022年3月1日 22時
