第128話 ページ24
リリアside
ークレアの家ー
リリア「…隣、じゃがここに来るのは久し振りじゃのう」
手に持っているのは何かあった時にと昔、あの子から渡された合鍵だ
リリア「ネラとキーノは城、じゃからな…クレアの家でも良かった気はするが」
家の中は昔から変わらない見慣れた風景だった
あの子は沢山の本を買っていた
リリア「っと、ここだったか？」
１つの本を引き抜く
その奥にはスイッチがあった
隠し部屋への通路だ
ポチッ
ガラガラガラガラ
リリア「ここ…埃が大量に被っとるな」
貴重な魔法薬や素材などを置いているこの部屋は治療をする際などにあの子はよく使う
…まぁ大抵の傷は棚の奥にしまっている魔法薬でどうにかなるが
リリア「仕方ない…掃除しておくか」
恐らくあの子はあまりここに入らないのだろう
大体は魔法で持ってくる事が可能だから
リリア「…掃除もいいが早く戻るか
ここはあまりバレてはいかんからな」
ささっと掃除して部屋を出る
リリア「入り口を閉めって…っと」
ポチッ
ガラガラガラガラ
とっとっとっと
誰かの走る音が聞こえる
「「親父殿！／リリア様！」」
リリア「どうした？シルバー、セベク」
シルバー「ネラ殿とキーノ殿が…」
セベク「…刺客に殺、されました……」
リリア「は」
あの時を思い出した
ノイズのﾀﾋをあの子の口から告げられたあの時を
ｻﾞｱｱｱｧｧｧｧ
雨が降っていて、あの子の顔に滴るナニかが
雨か
涙か
分からなかったあの時を
リリア「また、なのか…？」
またあの子は泣くのか？
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零(プロフ) - 続きが速く見たいです (2022年8月18日 21時) (
レス) @page34 id: 730adcd2c0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：秋凛 | 作成日時：2022年3月1日 22時
