妖精はヴィランの学校にいるⅣ (ページ17)

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第122話ページ17

クレアside

アズール「クレアさんは今回も手伝ってくれませんよね」

疑問符がないぞ
アズールの中では確定なのだな

まぁ手伝わんが

クレア「もし何かあった場合は手伝うぞ？」

ユウ「何かとは」

フロイド「オーバーブロットじゃね？」

ユウ「つまり全く手伝ってくれないと？」

この議論の必要性はあるのか
まぁ…でも

クレア「今回の件はわしもある程度は把握済みよ」

一応話は聞いておったしの

ジェイド「つまり理由をご存知で？」

クレア「お主らがそう思うならそうだろうて」

およよ？薬の数が少ないのう…
リリアに持って来てもらおうかの

グリム「おい！ちょっと待つんだゾ！なんでお前が知ってるんだゾ！」

クレア「そもそもアジーム家次期当主がそんなことするかの…」

グリム「どういうことなんだゾ？」

アズール「……アジーム家の評判を落としかねないから…ですか？」

クレア「あぁ、少なくともそうなる前にジャミルが止めるであろう
そもそもジャミルは首がかかっておるしの？」

クスクスと笑いながらそう言う

ユウ「スカラビア寮怖っ」

クレア「くふふ、実質ジャミルはカリムに命を握られてるも同然じゃからな」

カリムは知らんだろうが

さて、何が起こるか楽しみじゃ

蛇が蹴落とすのが先か…
蛸らが真意を見抜くのが先か…

クレア「どちらに転んでも面白い」