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神山side
はやっちゃん、デビューのことが決まってから、
俺の家に来て、ずっと泣いてた。
こんな、はやっちゃんを見るのは初めてで
びっくりした。
1月
俺、照史くん、淳太くん、濱ちゃん、しげ、
流星、のんちゃん、はながデビューできる事になった。
でも、はやっちゃんだけは、
何が何でも、「デビューせーへん」って言った。
元々決めた事は変えへんっていう人やったから。
林「そんなおこぼれのデビューなんか、
そんなんいらん」
そう言って、ずっと断られた。
でも、そう言ってたはやっちゃんがデビューしたんは、
そういって、無理してたはやっちゃん自体が、
壊れてしまったから。
その日は
朝から練習があった。
はやっちゃん、今日もこんのやろうなぁ
そう思ってたら、昼過ぎ、
何も羽織らず、いつもの
はやっちゃんなら有り得ない寒そうな格好で
涙を流しながら、レッスン場へ来た。
林「とも…」
そういった、はやっちゃんは、
冷たくて、細くなっていた。
林「もう、いやや…
自分に…嘘つくん…」
きっと、デビューの事。
重く考えて何も食べられず、そのまま家飛び出して
来たんやろう。
神山「大丈夫。な?はやっちゃんはどうしたいん?
俺らとデビューせんで後悔せん?」
林「デビューしたい」
やっと、やっと、そういってくれて
淳太くん、照史くん、濱ちゃん、
しげ、流星、俺、のんちゃん、
はな、はやっちゃん、9人でのデビューが決まった。
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作者名:いちごみるく&そらまめ | 作成日時:2020年3月23日 14時