5話 ページ7
ファットガムside
ヤバいな...どんどん炎が燃え移って視界が悪くなる
早く見つけてやらんと、手遅れになる...！
その時。
「たすけて」と微かに、でも確かに声が聞こえた。
声の方へと足を進めると1人の女性を見つけた
苦しそう呼吸を繰り返す彼女を抱き上げ、
喋らんでええよ。もう大丈夫やから。
と少しでも安心できるように優しく声をかける。
その直後、天井が崩れて瓦礫が堕ちてきた
「マジか.....！」
彼女を庇うように抱きしめ瓦礫の衝撃を沈める。
思ったよりも強い衝撃に脂肪が燃焼されていく
「っ.....もう少しの辛抱や.....頑張れ...！」
腕の中で苦しそうに呼吸を繰り返す彼女をしっかりと抱きしめて、
ｶﾞｼｬﾝｯ____________
窓ガラスを突き破り飛び降りる
下には消防がマットを準備していた
できるだけ彼女に負担がかからないように上手く背中から落ちる。
「ファット！大丈夫か！？」
「オレは問題ない！それより早く彼女を！！
大きな外傷はないけどだいぶ煙を吸ってる...！」
彼女は救急車で病院へと搬送されていった
俺は大丈夫やろうかと救急車をぼーっと見つめていると
「ファットも早く手当を...！」
「ん？俺はそない怪我してへんけど？」
「何言ってるんですか！頭から血出てるし！！」
「結果にコミットしてるし！絶対肋いってます！！」
サイドキック達に言われて初めて気がついたわ...
とは言っても肋が2本折れてただけで大したことは無かった。
にしてもあの子、可愛い子やったなぁ.....
「ファット、そんなに彼女が気になります？」
「可愛い子でしたもんね」
「な！？ちゃうわ！！たこ焼き食いに行くで！」
サイドキック達に図星をつかれ、
脂肪を戻すためにたこ焼きを食べに行くとはぐらかした。
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刹那 - ファットガム何気に好きだなぁー、カッコいいよね。男気溢れて。 (2021年1月17日 18時) (
レス) id: b92e5e9144 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雛河リタ | 作成日時：2020年4月12日 11時
