3話 ページ5
ファットガムside
「状況は！？」
「3人組の銀行強盗犯が女性を人質にとりこの廃ビルへ...！」
「獣のような手をもつ個性の獣川。
見た相手をしびれさせる個性の麻痺。
触れたものを発火させる個性の押火。」
「どれも厄介な個性やな...それより人質の保護が先や！」
そういった次の瞬間、ドォンと低い音が轟いた。
「っ...！？ 」
音の鳴った方を見てみると、強盗犯が入ったという廃ビルが燃え始めている
「ちょっと待てや...自分で火つけたんか！？」
「銀行強盗犯が窓から逃げ出しました！！
人質の女性の姿はありません！！」
「じゃあ...まだ、この中に.....！！」
俺らヒーローが人質を優先させることをわかって、人質をビルに閉じ込め火をつけた...！！
なんて奴らや...はらわた煮えくり返るで.....
「水系の個性持ってるヒーローは！？消防はまだ来ないのか！？」
「消防なんて待ってたらその前に建物が崩れる！！」
「じゃあ、どないすんねん！？」
水系の個性を持つものはおらん、消防を待ってたら建物が崩れる。
人質の女性は今も苦しんでるかもしれん......
そないな時に、黙ってまってられるか！！
「俺が行く！他のヒーローは強盗犯を追え！！」
「ファット！！それじゃお前まで！」
「そんなん言うてる場合か！！俺はヒーローや！！
人質を救出する！！！」
危ないと止めるやつの声を振り切って俺は廃ビルへと足を進めた。
危ない？だからなんや。
命をかけて苦しんでる人を救う。
それがヒーローやろ！！
「必ず助けたるからな...！もう少し我慢してや.....」
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刹那 - ファットガム何気に好きだなぁー、カッコいいよね。男気溢れて。 (2021年1月17日 18時) (
レス) id: b92e5e9144 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雛河リタ | 作成日時：2020年4月12日 11時
