稲妻10 ページ11
Aside
「ギャァァァァァア!!!!!!」
安心したのもつかの間。
突然善逸が悲鳴を上げだしたのだ。
善逸「何なの!?気づいたら朝だし、鬼死んでるし
背中めちゃくちゃ痛いし!!!!」
『.....善逸?』
Aは困惑していた。
鬼との戦いが始まったと思えば泣き叫び、
気を失ったのかと思えば冷静な判断力に、Aよりも早いのではないかと思わせる剣技を魅せ、
今はまた泣き叫んでいるし、自分が鬼を切ったことも覚えていないみたいだ。
眠っていた方が、本来の力を出せるってこと...?
善逸「!Aちゃん.....」
『どうしたの...?』
善逸「こんなに傷が...顔にまで.......
ごめん、俺が弱いから...!」
さっきの破片で切り傷が体の至る部分にあったが
どれも浅くて軽傷。
善逸の背中の怪我の方が酷いだろう
『大丈夫だよ、このくらい。すぐ治るから
それに、善逸は弱くないよ。
覚えていないのかもしれないけど、鬼の頸を切ったのは善逸だし、壱ノ型は私よりもずっと速かった。』
善逸「え...?」
『善逸は強いよ。』
善逸はポカンと不思議そうな顔で私を見つめている。
『ふふっ、変な顔。ほら、行くよ
そろそろ隠の人も到着するだろうし』
善逸「う、うん!」
手当をしてもらい、本部へと戻ろうとした時
「鬼狩り様!ありがとうございました...!!」
そこには頭を下げる桜子さん達の姿。
『いえ、これが私達の仕事ですから。』
「本当にありがとうございました。
これからもどうかお気をつけて...!」
桜子さん達に頭を下げ、本部へと足を進めた。
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コハク(プロフ) - 更新嬉しいです! (2020年3月1日 23時) (レス) id: 5073bc8fef (このIDを非表示/違反報告)
翡翠(プロフ) - きのさん» すいません!教えて下さってありがとうございます。すぐに直します! (2019年12月6日 21時) (レス) id: 6a9edb6f81 (このIDを非表示/違反報告)
きの - 誤字がありましたので…稲妻12にて、蝶屋敷が超屋敷、となっていました。大変だとは思いますが、これからも更新頑張って下さい。 (2019年12月5日 20時) (レス) id: b4f9762f22 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:翡翠 | 作成日時:2019年11月20日 0時