稀血の少女。【鬼滅の刃】

陸 ページ7

Aside









善逸が叫ぶ。それは危険な仕事に行くことに対しての叫びにも聞こえた。









お婆 ｢どのような時でも誇り高く生きてください。
ご武運を！｣




『どうか気をつけて。...また、いつでも来てね』









炭治郎達は1度礼をし、すぐに走り出した。

少しずつ小さくなる3人の背中。

その背中が見えなくなっても私はしばらく炭治郎達が走っていった道を眺めていた。









お婆 ｢A そんなに鬼狩り様が心配かい？｣




『...うん。大丈夫かな3人とも』




お婆 ｢彼らも選ばれた鬼狩り様。
Aが心配しなくても彼らなら大丈夫だよ｣




『そうだね、お婆ちゃん ﾆｺｯ』









お婆ちゃんの言葉に納得し、屋敷へ入る

.....また、会えるかな。









でも、それは私が思っているよりも
ずっと早くその日が訪れる

それも、最悪な形で________________









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炭治郎達がここを出ていってから
一月ほどたったある日の出来事だった。

最近は鬼狩り様がここへ来ることも少なくなった









お婆 ｢Aや、買い物を頼んでもいいかい？｣




『うん、行ってくるよ』




お婆 ｢すまないねぇ...｣





『気にしないで！大丈夫だよ』









街まではあまり遠くない、30分もあれば行ける距離

一人で行くのは危ないのはわかっているけど
お婆ちゃん1人で行かせるわけにもいけないし、

ここを留守にすることも出来ない。

日が沈む前に早く行って帰ってくれば大丈夫。









『じゃあ行ってきます！』









お婆ちゃんに見送られて街へと歩き出す。

今日はよく晴れていて気分も良かった





この時、


私はあんなことになるなんて少しも疑っていなかった。




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