稀血の少女。【鬼滅の刃】

捨参 ページ14

炭治郎side






鎹鴉「ｶｧｰ!! 鬼舞辻無惨ニ襲ワレ、重傷者1名!!
南南西!! 南南西!! 藤ノ花ノ家紋ノ家ヘ急ゲ!!
炭治郎ハ善逸、伊之助ト共ニ向カエ!!」






夜の12を回る頃、鴉からの緊急指令が入った

“鬼舞辻無惨” その名前に全身の毛が逆立つような感覚が襲う。

そして南南西の藤の花の家紋の家...

嫌な予感が頭をよぎった







炭治郎「A......！」




善逸「...Aちゃんは稀血だ。狙われてもおかしくない」




伊之助「そんなこたァどうでもいいんだよ！
早く行くぞ！！」







鴉は重傷者と言っていた。

それに、まだAという確信もない

今はとにかく急いでそこへ向かおう。









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鴉の案内で着いた場所は、

Aのいた藤の花の家紋の家だった________

血の匂いがする。普通の血の匂いじゃない
何だか甘いような血の匂い......

そして鬼舞辻無惨の匂い。

3人で中へはいると既に柱が来ていて、屋敷の周りを捜索している。

しのぶさんは怪我人の治療を行っている様だった





そのすぐ横で寝ていたのは




Aだった____________________。









胡蝶「うーん、おかしいですねぇ」




善逸「おかしい...？」




胡蝶「えぇ、部屋の床や壁についていた血の量を見ると、出血多量で亡くなっていてもおかしくないんです。」







そう言われて部屋の一角を見ると、
確かに尋常ではないほどの血がついている








炭治郎「Aは、大丈夫なんですか...？」




胡蝶「えぇ、問題ありませんよ。直に目を覚ますでしょう」







ホッと胸をなで下ろす。

部屋に微かに残っていた鬼舞辻の匂いは部屋の外に出ると綺麗に消えている

血鬼術か何かだろうか...




鬼舞辻無惨の捜索は夜通し続いたが
何の足取りも掴むことが出来なかった_______






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