王様ゲーム5 ページ7
『…僕か。』
後ろからそうフリスクの声が聞こえた途端私はすぐさま自分の棒を隠す。見られて意図的に指定されるなんてたまったものじゃない。
番号見てないからわからないけど。
『……何にしようかな。…あ、あれがあるか。
じゃあ6番と2番、今から3分間絶対に息を止めないこと。』
『…え?』
変な命令内容だ、と思いつつ自分の番号を見ると2番。まぁ今回は普通に大丈夫だろうか。
「え……それだけか?」
それだけか?と聞くSionちゃんに、うんと頷いたフリスク。向こうでCharaが何かを察したのかFriskに息を止めるよう言っていた。
『?…!?ちょ、ちょっと待ってフリスク!』
フリスクは懐から、小さな煙玉のような物を取り出す。煙玉には小さく耳と尻尾の絵が描いてあり、私はいつかの2月22日を思い出していた。
『王様の命令は絶対、だからね?』
フリスクが悪どい笑いを浮かべ、それを床に叩きつける。ボフン!と空気の破裂する音が鳴り、モクモクと勢いよく充満する煙を、王様の命令で吸わなければならなかった。
……煙が晴れる頃には、私の頭と腰辺りに猫耳と尻尾の感覚があった。
『……あぁ!やっぱりアメリアは似合うね。可愛い。』
『いや可愛いじゃねえよ!!なんで持って来てるの!?ていうかあったの!?』
よしよしと私の猫耳ごと頭を撫でるフリスクにそう言う。あの薬は確かに残ってはいたが、まさか持ってきてるなんて思わなかった。
『机の上にあったから何となく持ってきたんだ。他にも色々あるよ。』
『えぇ…ていうか、耳触らないで。』
猫耳を触られると変な感じがする。フリスクの手を払い退けていると、後ろからSionちゃんの困惑した声が聞こえてきた。
「え、えぇ、何で?」
かなり困惑した様子で、自分に生えている猫耳や尻尾を触るSionちゃん。毛の色は青い、あと鍵尻尾だ。
『…Sionちゃん、6番だったんだね…ご愁傷様。』
というか、私達が当たる確率高くないだろうか。
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カマ猫(プロフ) - エユ(このみ☆)さん» ありがとうございます!エユ(このみ☆)さん毎回コメントくれるの本当励みになります(*^ω^*)体調崩さない程度に楽しく書かせて頂きます!コメントありがとうございます。 (2019年8月14日 22時) (レス) id: 6d716ce25d (このIDを非表示/違反報告)
エユ(このみ☆)(プロフ) - またまた続編、おめでとうございます!(なんだか毎回コメント書いている気もします←)体調を崩さない程度に、頑張ってください!(これもコメントで言った気がします…←) (2019年8月14日 22時) (レス) id: 565c3a754b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:カマ猫 x他1人 | 作成日時:2019年8月14日 22時