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鬼ごっこ13 ページ24

Sans side

相棒であるGasterblasterに
木の上へと運んでもらってから
どのくらいの時間が経過しただろうか。

「……もう十分な位、寝ちまったしな。」

何もする事が無い。暇だ。
鬼が来る気配も無ければ、
ここらに誰かが来た痕跡も無い。
精々ずっと向こうの方で自然が破壊されたくらいか。
……あれ絶対Friskだったな。
一緒にいた奴らが可哀想だ。…いたらの話だが。

暇な時間を弄ぶように積み骨遊びをしていると
突如積み重ねたそれが崩れた。
…いや、蹴飛ばされたな。

散らばった小骨を踏みしめて歩いてきたのは
FriskとSionの2人だ。
息もかなり切れていることから、
恐らく数分前までは鬼に追いかけられていた筈だ。

「暇骨、手ェ貸しな。」

「おいおいおい…口調、戻りかけてるぞ…?」

荒ぶった時のSionは大抵元々(・・)の口調に戻る。
今回も何かしらあったんだろう。
随分荒ぶった様子に見える。

「…Friskと交代してくれない?
数分前まで運んでくれてたんだ。
これ以上は怪我してもおかしくな─」

「僕は全然平気だけど。」

Sionの言葉を遮るFrisk。
よくよく見れば、もう息切れが治まっている。
末恐ろしい回復力だな?

「…前言撤回、絶対怪我しないわコレ。
でも、これ以上お荷物は嫌なんでね…
Frisk休憩してきなよ。
私はSansを身代わりにするつもりだから大丈夫。」

「誰が身代わりになるかクソ妹が。」

…ま、お前さんの為なら
なってやらなくもないけどな。

そんな心情は隠し、Friskに逃げてもらう。
人間とは思えない跳躍の事や鬼2人の事も聞いた。
だが、あの能力だと怪我しかねない上、
俺や別世界の俺なんかは死んじまう可能性もある。
……それは流石に勘弁だな。

「だからだよ。
別の鬼ごっこをやろう、って提案するのは。」


…苦笑したのが顔に出ていただろうか。
いや、まさかな……

「…色鬼なら局地での鬼ごっこな上、
鬼側も力を込める必要がない。
これなら全員緊張感があっていいだろ?」

「……あぁ、確かにそれなら
個人に集中する必要もないだろう。
だが……」



問題は、鬼側がこの案に乗ってくれるかどうか…だ。

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カマ猫(プロフ) - エユ(このみ☆)さん» ありがとうございます!エユ(このみ☆)さん毎回コメントくれるの本当励みになります(*^ω^*)体調崩さない程度に楽しく書かせて頂きます!コメントありがとうございます。 (2019年8月14日 22時) (レス) id: 6d716ce25d (このIDを非表示/違反報告)
エユ(このみ☆)(プロフ) - またまた続編、おめでとうございます!(なんだか毎回コメント書いている気もします←)体調を崩さない程度に、頑張ってください!(これもコメントで言った気がします…←) (2019年8月14日 22時) (レス) id: 565c3a754b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:カマ猫 x他1人 | 作成日時:2019年8月14日 22時

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