鬼ごっこ8 ページ19
『*ご機嫌よう=)
*私がアメリアの身体を使えるのは知らなかったか?…まぁ、その辺の説明は後にしよう。あれに関わることは話したくないのでな=(』
憎々しいように言うキャラに、SionちゃんとFriskは首を傾げる。恐らく私の身体が使える理由に、私の過去が関係しているからだろうけど、こんな誤魔化し方はキャラらしくない。
あれとか気になるような言い方したらSionちゃん達に聞かれちゃうよ?まぁ…私はSionちゃんなら話していいけど…。
『*…次は上手くやる。少し気が緩んでただけだ。』
切り替えるように真剣な声になり、立ち上がるキャラ。私達の会話…と言っても私の声は聞こえないのだが…それを聞いて、Sionちゃんがへえ、と声を出す。
「Charaとは随分違う雰囲気だな?huh?」
Charaとは随分違う、と言うSionちゃんに、キャラはむっとした声を出す。
『*私はあんな優男ではない、LVだってあんなに少なくないぞ。』
確かにLOVEはキャラの象徴的な所はあるけど、測定不可能な程持ってたらそりゃ誰だって少なく見えるでしょ。
「…Lvはどのくらいまでいった?」
そう思っていると、SionちゃんがキャラのLV数を気になったのか聞いてくる。Friskも軽くストレッチしながらも気になるようでこちらを見ていた。
『*すまない、桁が増えすぎて数えるの面倒になったんだ。適当に想像してくれ。どの数を想像しても多分合ってるぞ。
*…さて、そろそろ鬼ごっこを再開しよう。私も追いかけたかったんだ。=)』
ふふ、と笑いながらキャラがそう言うと、FriskとSionちゃんが少し慌てて逃げ出す。1、2、とカウントを開始するキャラに私は一つ縛りを追加しようと思い立つ。
キャラ、私の走力で走ってね。
『*7…ってはぁあああ!?無理だ!絶対誰も捕まらないだろう!』
体力とか跳躍とかは好きにしていいよ。遅くても地獄の果てまでずっと追いかけ回せばいいじゃん。
『*くっ…だがアメリアの身体だ、私は断ることはできん…くそっ…!8…9…10
*誰でもいいが兎に角ずっとずっと追いかけ回してやるからな!!』
そう叫ぶように言って、キャラは私の足の遅さで走り始めた。
…我ながらほんとおっせえな。
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カマ猫(プロフ) - エユ(このみ☆)さん» ありがとうございます!エユ(このみ☆)さん毎回コメントくれるの本当励みになります(*^ω^*)体調崩さない程度に楽しく書かせて頂きます!コメントありがとうございます。 (2019年8月14日 22時) (レス) id: 6d716ce25d (このIDを非表示/違反報告)
エユ(このみ☆)(プロフ) - またまた続編、おめでとうございます!(なんだか毎回コメント書いている気もします←)体調を崩さない程度に、頑張ってください!(これもコメントで言った気がします…←) (2019年8月14日 22時) (レス) id: 565c3a754b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:カマ猫 x他1人 | 作成日時:2019年8月14日 22時