元RTA走者と地下彷徨２【Undertale】【クロスオーバー】

一方その頃… ページ42

Chara side

「毎回何であんな遠回しに言うんだSionは…」

「あれがあの場では最善だったんだよ。
そう怒らないでお兄さん。」

未だに腹を立てるSansを取り敢えず宥め、
部屋にいるメンバーを振り返る。
折角の機会なんだ。聞いておかなきゃ損だよね。

「ねぇ、フリスク。
君はアメリアとカップルって聞いたんだけどさ
……彼女、どんな感じなの？」

そう尋ねれば鋭い眼光が突き刺さってきたので
別に狙ってるワケじゃないけど、と付け足しておく。

「ほら、唯一君とアメリアだけがカップルだからさ
どんな感じか聞いてみたかったんだ。」

「Chara…意外とグイグイいくね君……」

君にだけは言われたくないね、と
Friskに一発食らわせてから
再度フリスクに笑顔で向き直った。

『可愛いよ。一緒に居られると楽しいし嬉しいからね。
…まぁ、心配なんだけども。』

心配、という単語についつい意識が向いてしまう。
フリスクももしかしたら
Sans並に過保護かもしれない…とかね。
そう
もし、そうだったら…うわ凄い怖いな。
多分、この場での戦闘経験は彼が一番だろうから。
怒らせないように注意しよう…

「そっか…君自身はどうなの？
何かしてあげたいとか、思ったりしない？」

過保護や束縛性が高い場合、
下手すれば部屋に閉じ込めも考えられる。
あの時のSansがそうだったように。

…あれはSionが倒れたのもあって
行った行動だったけれどやり過ぎだったとも思う。
Sionが逃げたかった気持ちも分からなくは無い。
…此方のフリスクはそうでないといいけど。

心配 《フリスクside》→←ズレた共感

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