それから ページ25
別れ、と言う言葉に少し悲しくなる。でも会えないわけじゃない、そう考えて気持ちを切り替える。
『…本当にありがとうSionちゃん。Sionちゃんが居なかったら、結界を破るのってもっと遅かったと思う。無理させてごめんね…。
他の皆もね!ありがとう。』
『ありがとう。感謝しても仕切れないよ。』
『…悪かったな、最初は警戒しちまってよ。ありがとな。』
『感謝する。
これから何か発見があればそちらにいくつか譲ろう。』
私が言った後にフリスクもいい、その後からサンズやガスターさんも言う。寧ろ全モンスターから言った方がいいくらいだろう、そのくらいSionちゃん達には感謝している。
「大した事無いよ。…いつでもおいで。」
柔らかく笑うSionちゃん。いつでも、と言う言葉に少し安心感を覚える。
ガスターさんから機械は貰って付けてある。機械のスイッチを押してしまえば一瞬で帰れるようだ。
別れは惜しい、けど死ななければまた会えるのだ。だから、寂しくはない。
『じゃ…そろそろ帰るね。本っ当にありがとう。
またね!!』
笑ってそう言った後、カチ、とスイッチを押す。
途端カッ!と思わず目を瞑ってしまうような光とともに、物凄い力で引っ張られるのを感じる。
それが数秒続き、一瞬無重力になったような感覚がした後、ドシャリと床に落ちた。
『いてて…。』
体制が上手く取れず床に伏せながらも目を開けると、真LABにある馬鹿でかい機械が見える。ドサ、と物が落ちる音がしたと思えば、フリスク達が少し酔った様子で起き上がっていた。
元の世界に、帰ってきたのだ。
∽
それからはかなり怒涛の日々が過ぎた。
結界は本当に破れており、地上へと出る事が可能になっていた。アズゴアさん達と地上に出た後の事について話し合った後、モンスター達に地上出れるとアズゴアさんが高らかに宣言した。
モンスター達は息を吹き返したように喜んだ。
ただこの後戦いになるかもしれない、とも言った。モンスター達はそれを受け入れ、しっかりとした覚悟を持って地上へと出た。
フリスクと私は親善大使になり、重ねてフリスクは軍に復職した。
村の人々を説得、どうにか味方にしたり、フリスクが研究者達を一人残らず殺戮してLVが爆上がりしたりと地上に出てから休めない日々が続いている。
……休暇取って、Sionちゃん達に会いたいや。
END…?
ー後日談…START!
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なぎ(プロフ) - 零ノ花さん» 熊本!盲点でした、今度行った時食べてみます! (2019年8月6日 1時) (レス) id: 3e76a70370 (このIDを非表示/違反報告)
零ノ花(プロフ) - なぎさん» おや?九州の醤油をご賞味ありますか?経験談ですが熊本の醤油はかなり甘めですよ。行く機会があればお試し下さい。コメントありがとうございます! (2019年8月6日 0時) (レス) id: fd8ff30996 (このIDを非表示/違反報告)
カマ猫(プロフ) - なぎさん» しまった隙を与えちゃった!へぇ、好みに別れるんですね〜。甘党な私ならワンチャンあるかな…?教えて頂きありがとうございます! (2019年8月5日 22時) (レス) id: 6d716ce25d (このIDを非表示/違反報告)
なぎ(プロフ) - カマ猫さん» あー・・・味の好みは人によるので、色々です。九州の刺身醤油はかなり甘いですよ、私は好きですけど祖父は嫌いらしいです。(隙自語) (2019年8月5日 22時) (レス) id: 3e76a70370 (このIDを非表示/違反報告)
カマ猫(プロフ) - なぎさん» マジですか!?私食べた事ないんですよね…甘い醤油。四国にいる従姉妹に聞いたら不味いって言うんで不味い物だと思ってたんですけど、その辺しっかり舌に合うよう調整されてるんですかね…?コメントありがとうございます! (2019年8月5日 22時) (レス) id: 6d716ce25d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:カマ猫 x他1人 | 作成日時:2019年7月24日 23時