元RTA走者と地下彷徨２【Undertale】【クロスオーバー】

銃 ページ13

『睨まない。私に手出してもお手付きでしょ、番犬か。
あ、ありがとねクッキー。』

私の所にハートのクッキーを置くこっちのFriskを睨むフリスク。そんなフリスクを宥めつつ、パキ、と口に半分で割ってクッキーを食べる。

『……番犬なら、噛み付いたっていいよね？』

『銃を出すな！噛み付くな！！stay！！』

ス、と懐から銃を取り出すフリスクを慌てて止める。こっちのChara達がフリスクの出した銃にびっくりしてるけど、それよりその銃を使って暴れる事が問題だ。


てか何でそんなにキレるの！？独占欲強いな面倒くさい彼氏か！いや総合的に見て面倒くさいの私だとは思うけど。

不服そうな顔をして銃をしまうフリスク。私がそれくらいで心移りするような軽い女だと思ってるのか、それともこっちのFriskの行動が気に食わないほど独占欲が強いのか…軽い女だと思われてるなら嫌だな…。

「……何でそんな危険なモノを。」

銃について言及してくるこっちのChara。フリスクが軍人だと知らなければ当然か、地下に銃がある事にびっくりしているのか。

『……まぁ、その…ちょっとね？環境が変わってるんだよ…。』

「あぁ、そういう環境下にあったんだよね。
ねぇ？元軍人さん？」

『あるぇ？なんで知ってるの？』

可愛らしいミトンを片付けて来たこっちのFriskが軍人さん、と話に混ざってくる。
軍人や私達の環境、私の過去のことは言ってないはず。だからバレてないと思うんだけど、どこから手に入れた。


ガスターさんかな？絶対コシヒカリの刑に処す。

＊米は食べたことがないから楽しみだな！

不味いと思うよ。

ふざけたようにいうキャラにそう返していると、あぁとフリスクが声を出す。

『軍人くらいはいいかなって、隠す必要も重要性もないしね。…。』

『うぬぬ…そうだけど……。』

目線だけで、研究所の事とかよりはいいでしょ、と言ってくるフリスク。確かにそっちの方が色々と不味い気はする。研究結果教えてとかね、私だよ。


まぁいいや、パイ食べよ。

サク、と綺麗に層になっているパイ生地が切れる良い音を出しながら一口サイズに切り、口に入れる。
控えめな甘さだけど、パイ生地のバターと上手く合うような味。


フリスクとかトリエルさんが作るやつとはまた違った美味しさ。ほっぺた落ちそう。美味しい。

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