何でも屋のイケメン女子【名探偵コナン】

一件目　イケメンさん ページ3

あれ、私は死んだはず………


『すみません、ここは何処ですか？』

「？ここは僕の事務所の近くだけど」


マジか………でも目の前のイケメンさんが嘘をついているようには見えないし………


「とりあえずこんなところで寝ているのは危ない。送るよ」

『すみません、実は気づいたら此処に居て………その、帰る場所が無いんです』


イケメンさんは少し考えるように唸って、「よし」と言うと私、加奈の手を取って立たせてくれた。


「家に来る？」

『いいんですか？！………でも、さすがに男性の家にお邪魔するのは………』

「男性？？あぁ、私は女だよ」

『え？！？じゃ、じゃあお言葉に甘えさせていただきます』


めちゃめちゃイケメンなのに………それよりも何でこんなことになったんだろうか。

もしや"トリップ"と言うやつなのか？！パラレルワールド？平行世界？それとも何かのアニメの世界？？

考えれば考えるほどわからない。そもそもこの人は安全な人なのか？？


「バイクに乗るからしっかり捕まっててね」

『はい！分かりました(グ〜』


何でこんなときになるんだぁぁぁぁ！！！私の腹よ！！


「あははっ！お腹が空いたんだね。家に帰ったら用意するから少し我慢してくれるかな？」

『はい、すみません〜！』


マジで恥ずかしいんだけど！！て言うかさ、本当にイケメン過ぎない！？

料理できて、バイク乗れて、優しくて、イケメンとかハイスペックかよ！

ひとまずいい人なのは分かった。

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