何でも屋のイケメン女子【名探偵コナン】

九件目　WORLD ページ11

Aside



『で？アイツについての情報は手に入ったのかい？』


「そこそこだな。アイツ自身はどうってこと無くても組織事態が厄介だ」



加奈ちゃんを部屋で寝かせた後、酒を飲みながら湊大の話を聞く。

私と湊大が殺したいほど憎む相手"福井結城"についてだ。

福井は「WORLD」という宗教団体の幹部だった。

当時、「WORLD」を潰そうと公安とFBIは手を組み私と湊大の両親がリーダーとなり指揮をとっていた。

追い込まれた「WORLD」は集団自決をし、それで全て解決かと思われた。

しかし、唯一生きていた福井結城によって私たちの両親は殺された。

そして今は「NEW WORLD」という組織を作り、新しい世界を作ろうとしている。

まぁ、今は麻薬取引などして大金を集めているらしい。



「今回俺が得た情報は
福井は公安、FBIを含めた警察を恨んでいる。
お前と俺のことを殺したがっている。
黒の組織と関わりがある。
このぐらいだな」


『お得意のハニトラ？』


「嗚呼。男にハニトラは吐き気がするぜ。まぁ、幹部の口が軽いのは分かった。ただ、福井には近づけねぇな」


『だよね〜！私がハニトラしてみようか！』


「お前の胡散臭い顔じゃ無理だろ。それに加奈がいるじゃねぇか」


『そうだね。そろそろ協力者がいる？』


「かもな。加奈には何も言わないつもりなのか？」


『加奈ちゃんを巻き込むつもりはさらさらないよ』



これ以上加奈ちゃんには辛い思いはさせない。

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