《#コンパス》枢軸国に○○してみた！

喧嘩/1 ページ8

桜華忠臣

ただ今緊急事態に陥っています。
冷蔵庫に楽しみにしていたプリンをしまっておいたのですが…
そのプリンがないのです！！
あれ数量限定のやつだったのになぁ…！
なんて冷蔵庫に向かってブツブツボヤいていると後ろから

桜「何をそこでブツブツ言っている。A。」

と忠臣の声が聞こえ振り向いてしまっておいたプリンがない。と答えた
すると忠臣は顎に手を添え考える仕草をした。
すると

桜「…そのプリンは箱に入っているやつか？」

と質問をしてきた。
そうそう！駅前のスイーツショップの数量限定のなんだよね。
と言うと忠臣はげっという顔した。まさか…

桜「……それを食べたのは我…だな……。」

………何となく予想はできてたよ…でも確か私は2つ買ったはず…
2つとも食べたの？と聞くと忠臣は「あ、あぁ…」と言い小さく頷いた。
1つは忠臣の為に買ってきておいたから良かったけどなんで2つ食べたの？と問いかけると

桜「思った以上に美味くてな…2つあったから両方食べてしまった。」

という答えに
食べる前に誰かに聞いたりしなかったの？と問いかける。
すると

桜「聞いたぞ。ジャンヌがそれはAのだと言っていていいかな…と……ごめん…。」

私のだからいいって…もういい！忠臣なんて大っ嫌い！！
と言葉を投げつけて自室に篭った。
途中で忠臣が謝りに来たが一切耳を傾けなかった。

それから一夜が過ぎて気まずい朝食を終えお昼まで何しよう…とぼーっと居間のソファーに座っているとぽすっと頭の上に何かを押し付けられた。
誰だろうと上を見上げるとそこには忠臣の顔が。
何。と不機嫌になりつつも問いかけると

桜「菓子を買ってきたが要らぬか。」

と返ってきた。
菓子という単語に釣られ機嫌よく食べる！と返事をした。

桜「…昨日はすまないことをした。昨日我が食べたプリンと同じものとあとあの店は確かチーズケーキが美味いとAは言っていたのを思い出してな。」

と話しながら箱の中身を見せた。
箱の中には数量限定のプリンとチーズケーキが2つ入っていた。

桜「どうだ。これから2人で一緒に食べぬか？」

と聞かれ
うん！食べる！！忠臣ありがとう！大好きっ！！と嬉しさのあまり勢いよく返事をした。

桜「ふっ、昨日は菓子を食べられて大嫌いと言ったのに菓子を買ってきたら大好きと言うか…現金な奴だな…」

なっ…！昨日のは忠臣が悪いんでしょ！

桜「フン。そうだったな。」

なんてもういつもどうりに笑い合っています。

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