彼等の恋愛【Шr我d】

Emで記憶喪失【現パロ】 ページ44

ゾム「、、すまん」

たった一言だった

勇気をだして告白した

結果はさんざん

少し仲良くしてもらってるだけで好きなんじゃないかと思ったのがバカみたい

苦しくて、走り出したら

体に衝撃が走った

吹き飛ばされた感覚

でも何故か、痛みはない

でもなんでか、目をつぶってしまったんだ



目が覚めるとそこは病室で、腕には点滴がついていた

誰もいないので、とりあえずナースコールを押す

バタバタと足音が聞こえる


聞いたところによると、記憶を失っているらしい

生活面にはなんにも問題がないが、高校生後半頃から記憶を失っているようで、何も思い出せない

頭に違和感を感じながらも、見舞いに来た人たちを迎える


グル「大丈夫か？エーミール」

エーミール、、？聞かない名だ

それこそ少年の思い出で聞いただけ

エミ「自己紹介してくれんか？なんも覚えてへんのよ」

本を置いてじっと見つめる

眉間に皺を寄せ、次々に名前を言う

自分が実況者で、エーミールという名前で活動していたとも

エミ「ふーん、じゃあなんで俺が記憶なくしてるか知ってる奴おる？」

そう聞けば、ゾムといった男が詳細を話した

エミ「え、俺があんたに告白して振られたから青信号走ったら信号無視にはねられた？」

エミ「えー、、俺同性愛者やったん？」

そう聞けば分からないと返された

トン「実況はどうする？続けなくてもええんやで？」

エミ「いや、続けるわ、動画みて勉強するからトークとかはだいじょぶちゃう？問題は性格なんやけどなァ、、まあそういう気分とか何とか言っとったらええやろ」

そう言ってベッドの上で胡座をかく

エミ「ゾムやっけ？告白は忘れてええよ、俺アンタのことそんな好きとちゃうから、気の迷いとでも思ってネタにでもすればええで」

そう言って笑えばゾムがエーミールの胸ぐらを掴む

何故か泣いている

エミ「、、何？」

ゾム「エミさんの気持ちバカにせんでくれる、、」

胸ぐらを掴むゾムを止めるトントンとロボロ

エーミールは眉間に皺を寄せて口を開いた

エミ「気持ちバカにせんでとか言われても俺は俺やし、お前やってフッたやんけ、お前に気持ちバカにせんでとか言われても説得力ないし胸糞悪くなるだけや」

そう言ってエーミールは舌打ちをした

エミ「あーもうなんかやる気失せたわ、帰ってくれへん？邪魔邪魔」

シッシッと手で仰がれ、病室を出ていくグルッペン達

ゾムは苦しそうに胸をおさえていた。

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