理想度8 ページ10
「いったぁーー‼ちょっとぉ、岩チャーン可愛い妹の前でボールぶつけないでよー!」
お兄ちゃんが反発するようにいうと、岩ちゃんは物凄い眼力で睨んできた
「あ？」
その瞬間、私を抱きしめていた手が離された
「ごめんね、ハグはまた今度ね」
別に頼んでないんだけど・・・
そんな可愛げないことは言わないよ⁇
「うん、分かってるよ。お兄ちゃん」
そう言って笑うと、お兄ちゃんも笑って私の頭を撫でる
これが大好き
大きくて、暖かい手で撫で回されるのは気持ちいい
「おい！コイツが、お前の義理の妹か？」
「うん、そーだよ。Aちゃん可愛いでしょ?」
上から下までじぃーっと見られる
なんかはずい
ぱっと、目線を逸らしたらニヤニヤしてるお兄ちゃんと目があった
「・・・ちっこいな。何歳だ？お前」
いや、私が小さいんじゃなくて貴方達が大きいんでしょ!
「13さいです」
「え⁉Aちゃん、そんな小さかったの⁇」
あれ、言ってなかったけ？
「お前、バレー興味あるか？」
「あれ、及川さんスルー⁇ねぇ、ね「うるせぇ、クズ川!」
まぁ、これはほっといて
「ありますっ・・・」
「見学するか？」
え？
いいの？
わたし、部外者だよ⁇
「いいんじゃない？俺の妹だし♪」
「みるか⁇」
「ぁ、はいっ」
そう言って、私は岩ちゃんとお兄ちゃんと共に体育館の中へ入った
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作者名：荊姫 | 作成日時：2014年8月17日 13時
