俺の義理の妹は、理想の妹です～ハイキュー～ (ページ15)

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理想度13 ページ15

カッコいい、お兄ちゃん

女の子にもモテモテでスポーツも出来る

友達に自慢できるな・・・

ハンドバッグからスマホを取り出し

ジャンピングサーブを打つお兄ちゃんを撮る

カシャッ

・・・あ、ぶれた

もう一回撮ろ

「アンタ、及川さんの妹か？」

「はい、そうですけど・・・」

誰この人・・・

らっきょヘッドじゃん

「写真か・・・及川さんとってたのか」

「うん」

ていうか、この人誰？

「お兄さん、誰？」

「金田一」

「ふーん、宜しくお願いしますね。金太郎さん」

「金田一だっ!」

わぉ、鋭いツッコミ

てか、上から見ないで欲しい

怖いんだけど・・・

え？ケンカ売ったのは私⁇

しょうがないじゃん。

だって、金太郎も、金田一も似たようなもんじゃん

「ってか、お前はなんていうんだよ？及川さんの妹ってずーっと呼ぶわけにも行かないからな」

「・・・A、及川A。よろしくね、金田一さん♪」

男受けがいいように、気付かれないくらい声を高くして

上目遣いで見つめる

ほっぺを赤くするのは、流石に無理

でも、子供の特権で笑顔だけは、可愛いでしょ?

「あぁ、よろしくな」

手をグーにして、差し出される

何コレ？

「お前、て出せよ!俺が相手されてないみたいじゃないか！」

？

なにすんのこれ？

じーっと、金田一さんの顔を見つめると、若干頬を赤くして目線をそらす金田一さん

「ひょっとして、知らないのか？」

何を？

手？

「まぁ、いいから手を出せグーにしてな」

手を軽く握りしめて、手を前に出す

コツンと、拳が当たる音がする

顔をあげて、金田一さんの方をみると

ニカッと笑っていた

「あーっ、金田一が俺の妹とラブラブしてるーーー！」

「うるせぇ！及川」

遠くからの声は聞こえないふりして