お茶の話 ページ4
朝日が登ッた。
窓からは眩しい位の日差しが差し込んでいる。
久々に早めに起きて支度をしていた。
昨日の彼がきっと待ってるはず。
知らない間に自分の心の中は彼のことばかりになっていた。
いつもの靴に履きかえれば,少し暑い外に出る。
やはり夕方よりか暑いのか,汗がブワッと出てくる。
拭っても拭ってもキリが無い。
圭「あ,おはようございます!」
きてくれたんですね〜なんて嬉しそうに傘の下にいる彼を見つけた。
光「日傘ですか?」
優しい性格だからか,どうぞなんて俺に日傘を渡してくる。
入らなくていいのかと聞こうとすると,もう一つあるようだ。
圭「お茶...飲みますか?」
緑色の綺麗な水筒を出せば,中からカランカランと氷が踊る音が聞こえた。
光「なら...いただきます」
小さなコップを用意すれば,その中に氷と一緒にお茶を流し込んだ。
口元まで持っていくと,柑橘系のさっぱりとした匂いが鼻を通っていく。
圭「それ,シトラスティーなんですよ。きっと暑いからサッパリするかと思って」
喉に通すと,お茶の冷たさと爽やかな香りが凄く爽快感があるからか,とても涼し気な気分になる。
光「滅茶苦茶美味しいですね... 」
圭「俺もお気に入りなんです!」
同じ様にカランカランと氷のなるお茶を飲みながら,さざなみを聞く。
次の時はサンドイッチでも作ってくるかな。なんて考えながら,
光「ずっと気になってたんですけど、呼び捨てでいいし,タメでいいですよ」
圭「あ,俺も呼びタメで大丈夫ですよ!」
なんて少し進展してみようとした。
俺は圭人ッて呼んで,圭人は俺を光君ッて呼ぶことになった。
少しは距離が近づいたんじゃないかな。
なんて思いながら,君のくれたシトラスティーをグッと飲みほす。
口の中がどんどん涼しくなる。
それでも汗はじっとりと服が張り付いている。
少しでも涼しくなればなんて,手で自分を仰ぐ。勿論意味なんて無いけれど。
そんな事を思いながら二人肩を並べて,海を見つめていた。
83人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「Hey!Say!JUMP」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ミミズク(プロフ) - nekoさん» わ~!有難うございます!!そう言ってもらえるのが一番嬉しいです!!これからも更新頑張ります^^* (2017年8月11日 9時) (レス) id: 40817227f9 (このIDを非表示/違反報告)
neko - この作品、好きですーー! (2017年8月9日 11時) (レス) id: 2adefd97cb (このIDを非表示/違反報告)
neko - 更新頑張ってください! (2017年8月9日 11時) (レス) id: 2adefd97cb (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ミミズク | 作成日時:2017年7月28日 21時