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驚きの話 ページ21

カランカラン...


鐘の音が部屋の中に響き渡る。



薮「なんだ?俺達以外にも呼んだのか?」



そんなわけない。



なんせ自分で言うのもなんだが、俺を部屋に招き入れるのなんて2人くらいだ。



つまり友達なんていない。



俺は否定するように顔をブンブンと横に振った。



カランカラン...


それでもなり続けるチャイム。



高「あ〜...とりあえず出てあげたら?」



ドアの方を指さしながら俺に投げかける。


しょうがないと思い立ち上がれば、ドアの方へと足を進める。


光「はい。どちら様ですか」


そう言いながらドアを開けた。



なんだろうか。新聞勧誘か、何かの宗教か...どの道断るけど。


なんて考えていたら予想外だった。



圭「あ、合ってた??間違ったと思って焦ってたんだ〜」



なんて少し頭を掻きながら照れくさそうに笑った君がいた。



ガチャ!バタン!



大きな大袈裟な音を立てながら俺は古いドアを壊れるのじゃないかという位の勢いで閉めて外に出た。



光「まてまてまて...何でいるんだよ!?」



相手の肩をガシッと掴めば、相手はうわっと声を上げて少し後退した。


圭「海にいなかったからさぁ〜家かな〜って...」


迷惑だった?としゅんとした表情を向けてくる。


光「迷惑じゃないけど...」



迷惑じゃないが...なんせタイミングが悪過ぎる。


顔を手で覆えば、覗き込んでくる。



可愛いなちくしょう...



後ろから二人の声が聞こえてくる。


これはもう時間の問題だな。


そう思いながら渋々とドアを重々しく開けた。

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ミミズク(プロフ) - nekoさん» わ~!有難うございます!!そう言ってもらえるのが一番嬉しいです!!これからも更新頑張ります^^* (2017年8月11日 9時) (レス) id: 40817227f9 (このIDを非表示/違反報告)
neko - この作品、好きですーー! (2017年8月9日 11時) (レス) id: 2adefd97cb (このIDを非表示/違反報告)
neko - 更新頑張ってください! (2017年8月9日 11時) (レス) id: 2adefd97cb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ミミズク | 作成日時:2017年7月28日 21時

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