あの日の話《hkkt》

スケッチの話 ページ15

少し埃っぽいイーゼルを手に朝からあの海に向かう。

最近絵を描いていなかったので、簡単なスケッチでもしてからやろう等と思い、かなりの荷物量だ。


イーゼルに水彩道具、カルトンやスケッチブック等、様々なものを手に道を歩いてきた。


...流石に疲れるな。


ようやく到着し、ドサッと少し荒っぽく荷物を下ろせば、スケッチブックをとりだし軽くスケッチをする。

サラサラと鉛筆を、動かす音と波の音が合わさって聞こえる。


今日はいつ来るのかな。


なんてそればかりを考えている。

あれ。


今思えば、俺は彼が岡本圭人ということ意外何も知らないな。

アイツ...家族と住んでるのか。



てか何してるんだアイツ？



何歳かも知らねぇし...


不思議なやつだな。

なんてスケッチブックを見つめながら思うが、



これから知っていけばいいか。



なんて気楽に考えていた。


あぁ、これは完成まで暫くかかりそうだな。

それに、そろそろあいつが来るだろう。


なんて思いながら、俺はスケッチブックを少しずつ黒くして言った。

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今回私が美術高校にかよってるので絵の話がかけて少しワクワクしてます。
やっとその回を出すことが出来ました^^*

画材紹介
イーゼル→キャンバスを置いて固定するもの。三脚みたいなのに、キャンバスを置くものがあり、置くところは調整できます。多分見たらわかるヤツ。しかもでかい。

カルトン→画用紙等を置くヤツ。デッサンの時の必需品。あまりにもでかいので持ち運ぶのが大変過ぎて大体電車で迷惑がられる(微笑み)

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