金髪美女の海賊 4

航海129日目 ページ9

side you


う「───って事なんだけど、せん子この島知ってる？」
『知ってるよー、珍しい布が有名なんやろ？うん、聞き覚えある！』

次の島の説明をされて1つ思い当たる島があった

さ「珍しい布？どんなんなん？」

そこのドレスを確か１着買ってたはず…

『その島の伝統工芸品で、確か綺麗な紫色の織物やったと思うよ』

家で調べていたら見つけて興味が湧いたからドレスを作って貰ったのだ、糸も上質で綺麗で艶やかな紫だった

しま子ちゃんにも1度見せていて思い出したのだろうあ、と声をあげた

し「確か、その島の織物で作られたドレス１着持っとったんとちゃうか？」
『そうそう』

しま子ちゃんは青系のやっつ買ってたはずだし、流石に覚えていたようだ

さ「ちょ、ちょっと待ってな！前から思っとったんやけどせん子達って何もんなん？！」
う「普通の家庭でドレス持ってるなんて珍しいし！」

しま子ちゃんとドレスの話をしているとさか子とうら子ちゃんが勢い良く質問してきた

し「話してなかったっけ？」
『そうみたいやねw』

初めの方に話していたと思い込んでいた様で実際は伝えてなかったらしい

ごめん、そんなつもりやなかったんやけど
うっかりやw

咳払いをして、どこの家なのか言う

『私は、まぁ貴族の令嬢ですね』
し「私はそこそこ有名な貿易商の娘やな」

すると、2人は納得したように溜息を吐いた
どうやら、聞いてはいけないと思ってたらしい

うん、ごめんな？

『それにしても機織りですか…』
し「いっぱい買えそうやな」
さ「似合うのあるかな？」

また新しいの買おかな

う「せん子ー、私に合うの選んで〜」

あーそんなこと言ったら他の2人も…

し「なら、私も頼むわー」
さ「私も！選んでー！！」

いつもの流れだ
まあ、4人でお買い物する機会最近減っとったし楽しみやなぁ

ちゃんと3人に合う服考えなあかんけどそれも楽しい

次の島が待ち遠しいわぁ








To Be Continued

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