金髪美女の海賊 4

航海151日目 ページ33

side sakako


莉「出来た？」
さ「莉奈、出来たで！」

何がって？
睡眠薬の効果を1発で取り去る気付け薬
激苦やで普通に飲んだら多分吐く←

それと、牢屋に居る時気付いたけどエンジェルトランペットの匂いがしたから一応それの解毒剤

莉「流石早いね」
さ「当たり前や。それよりしま子はどうしたん？」
莉「あー…無理に行こうとして浦田さんに捕まって、今ルイさんに見張られてる」

しま子は馬鹿なん？
何してんねん！助けに行かれへんやん！！

もー！仕方ないなぁ…

さ「取り敢えずルイの視線を一瞬でもええからしま子から離さんとね」
莉「協力するよ。任せて！」

助かるわ〜と思いながら、出来た気付け薬を苦味をこらえぐっと飲み込みもう2つ手に持ちエンジェルトランペットの解毒剤を鞄に押し込む

そして部屋を出て医務室に入る

さ「あ、うら子起きとるやん。寝とらんでええの？」
う「まぁね。話しにくいけど」
し「暫くはしゃーないな」
ル「3人揃ったか、本当に大丈夫なのか？」
うしさ「勿論！」

そういった所で莉奈がルイに話し掛ける

莉「ルイさん、せん子ちゃんの居場所は分かったの？」
ル「あぁ、さっきやまだが地図を持って来て浦田に見せてた。多分そこに居るんじゃね？」

視線がそれた一瞬でしま子とうら子に気付け薬を渡し飲んでもらう

莉「そっか…場所って分かる？」
ル「やまだは待機って浦田が置いてったから地図持ってんじゃね？」
莉「浦田さんが持っててると思うけど…」

居場所が分かれば走っていける
せん子を助けんと…！

3人で目配せをし頷く

さ「私、ちょっと眠いから寝てくるわ」
ル「分かった。無理すんなよ」

そう言って医務室を出てやまだがいるうらさんの部屋に入ると待っていたと言わんばかりに起き上がり外へと向かう

さ「ちょっと待ってな、うら子達呼んでくる」
や「キュッ！」

また医務室に入るとルイが不信そうに見てくる

さ「不安で寝れへんかったんよ」
ル「そう、か…」

莉奈と目配せをし走り出す準備をする
しま子の荷物はここにあるし私とうら子のは廊下に置いてある

莉「ルイさん」
ル「ん？」

次だ、次莉奈が話したら走り出す

莉「ごめんなさい！！」
ル「えっ！？」

急な事で驚いて視線が逸れた隙に3人で走り出す

ル「あっ！おい待て！」
莉「頑張ってね！」
ル「えぇ!?」

莉奈本当にありがと！
ルイはごめんね←







To Be Continued

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