金髪美女の海賊 4

航海144日目 ページ26

side shima


助けるの方法が無く途方に暮れていた
その時

バンッバンッ

突如室内に銃声が響いた

その弾はさか子を吊るしていた縄を貫通し屋根へと撃ち込まれた

次の瞬間俺の横を通り過ぎていく茶髪は重力に伴い落ちていくさか子を捕まえた

くそかっけぇ

島「ナイスうらさん！」
坂「かっけぇ…」
浦「言ってる場合か！坂田！さか子を持って船に戻れ！志麻は俺と探しに行くぞ！！」

パパッと指示を出し行動に移そうとするうらさんを坂田が止めた

坂「ちょっと待って！さか子になんか付いてんで？」
浦「ん？何だこれ？」
島「紫の花か？」

花の絵が描かれていた

生憎花に詳しい訳では無い
これが何の花なのか分からない
それは2人も同じな様で首を傾げていた

浦「何か意味があんのか？」
島「分からねぇ」
坂「…花言葉とか？」
浦「知らねぇよ」

このままここに居ても埒が明かない為予定通り坂田がさか子を船に運ぶ事になった

浦「センラから目星を付けて探してるって聞いてる。次は何処に行く？」
島「近いのはここの旧アトリエや。そこ行こうと思う」

その道中センラと合流した
走りながら気になっていた花の絵を見せると直ぐに答えが返ってきた

船「トリカブトやね。花言葉は確か…復讐、人嫌いやったと思います」
島「そうか…」
浦「まーしぃ予想でも付いてんの？」

センラへの返答に違和感を感じたのか聞いてきた

非常事態な為隠す訳にもいかず話す事にした

島「大体は…さっきの花言葉、復讐は彼奴が俺に今しようとしてる事で人間嫌いってのは彼奴自身や」
浦「…色々ありそうだな。詳しい話は後で聞く。今は2人を探すぞ」
島「おう」

そして次の目的地に着き中を捜索した






しかし、中には誰も居なかった…

その代わり
最後に入った部屋に絵が、見てくださいとばかりにでかでかと飾られていた



船「花が化け物に食べられてる絵ですか…」
浦「良い趣味とは言えねぇな」
島「これも意味があるんか？」
船「これまでの流れからしてそうやろうね」


彼奴は何を考えてるんや？
こんな意味わからん物まで残して…







To Be Continued

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