金髪美女の海賊 4

航海139日目 ページ20

side urako


誰かの悲鳴…？
これは…せん子……？？

う「うぅ…」
？「起きたか」

牢屋に入れられてる
手足が縛られてるわね

せん子の悲鳴が聞こえる
此奴あの子に何してるの

う「アンタ誰よ？せん子に何してるの！！？」
？「少し逆らったんで痛めつけているところだ」
う「ふざけないで！！今すぐに止めなさいよ！！！」

せん子…
こんな縄付けられてなかったら此奴ぶん殴ってせん子の所に行くのに

まさか…しま子もさか子も同じ目に…
悲鳴は聞こえないけど、何処に居るの？

う「兎に角せん子に手を出さないで！それとしま子とさか子を返して！」

そう言っている間にもせん子の苦しげな悲鳴や呻き声が聞こえる

う「止めて！女の子に暴 力なんて頭おかしいんじゃないの！？お願いだから止めて！！」
？「うるさい…」
う「止めないなら叫び続けるわよ！！」
？「チッ…」
う「待ちなさいよ！！」

男が立ち去って行った
せん子はどうなるの

大丈夫よねせん子
否、せん子だけじゃない…しま子もさか子も


✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼

男が立ち去って数分後せん子の悲鳴が聞こえなくなった

彼奴…止めに行ったのね

う「しま子…さか子…せん子…」

大丈夫…
あの子達は強いもの

それにきっと船長やうらた達が助けに来てくれる

それまでの辛抱…

？「…」
う「アンタの目的は何？3人は大丈夫なの？」
？「目的は知らなくていい。痛めつけた金髪以外はさっき眠らせた所だ」
う「眠らせた？しま子とさか子に何したの？」
？「催眠薬を嗅がせただけだ」

成程…
私も眠らせに来たって訳ね

？「予想はついてるだろうがお前にも眠ってもらう」

プシュー

う「っ…！？」

牢屋の中にガスが入れられた

瞬間、フッと意識が遠のいた

どうなるか分からないけど、皆が何とかしてくれる事に期待…する…し…か…







To Be Continued

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