金髪美女の海賊 4

航海131日目 ページ11

side you


さ「着いたー！！」
し「結構人居るなー」

実際に来た事は無かったけど、こんなに栄えていたなんて初めて知った

『島自体も広くて森や河、谷とかを挟んで幾つも集落があるんやって。共通して染め物は作られとるらしいけど他にもそれぞれの集落に特産品があるらしいで？』
う「せん子のその知識量は本当に尊敬するわ」

下調べは完璧にしとかんとね
何かあった時とかの為にも

坂「彼処の崖の陰に停めるらしいで？」
し「あー、彼処の陸地になっとる所か…」
島「この位置やと俺のいた集落とは反対側やな」

確か故郷なんやっけ？
反対側やとここから距離あるもんな行くのは無理かもしれんな

船「まぁ、ええやないですか」
島「そうだな」

行けない事を気にしている様子はない
けど、うーんなんやろ？ちょっと表情に違和感がある…

『なぁ志麻くん？』
島「なんや？」
『志麻くんこの島来るん嫌やったんやない？』
島「そんな事ないで？」
『そう？ならええけど』
島「おん」

普通だった
気の所為やったんかな？

し「せん子ー、もうすぐ着くで！はよ準備しよや！」
『あー、うん！』



部屋に戻り上陸準備をする

『えっと…拳銃は警戒されても困るでバッグにしまって、一応隠しナイフは持ってようかな』
し「お金も入れなー」
『分かってるw』

お金無かったら何も買えんしねw

『そう言うしま子ちゃんは準備できた？』
し「勿論や！」

そう言ってドヤ顔で胸を張るしま子ちゃん
うん、準備出来とるな

し「よし！もう着くしはよ外行こや！」
『はーい！』



──────────
side shima


せん子は本当に感がええな

故郷云々はどうでもええけど、彼奴と会うのは避けなあかんかったし、正直行きたいとは思っとらんかった

バレたら殺、せばええけどそれも面倒やし

その考えが読まれたのか、単に違和感を感じただけかは分からへんけどもっと普通に振る舞うようにせなあかんな…

もしかしたら、センラにも気付かれる可能性もあるな

それはホンマに困る
センラを誤魔化すなんて無理な話やし








To Be Continued

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