金髪美女の海賊 3

航海83日目 ページ7

side urako


花の名はエンジェルトランペットと言うらしい
問題はその花が持つ毒の効果だ

う「はぁ…明らかに2人は毒にやられてるわね」
し「多分毒を持ったのは坂田の幼なじみの女や」
さ「その幼なじみってのも怪しくなってくるなぁ」
『100％そうと決まった訳やないから慎重に行動せなあかんよ』

せん子は飽く迄可能性があるだけと言っているが恐らく毒に侵されている
何隙をつかれてるのよあの2人は

もう一度溜息をつく

『解毒についてやけど有効なのは無かってんよ…』
し「いつの間に調べたん？」
『さっき』
し「そっか」
さ「有効なのが無いだけやんな？」
『うん、エンジェルトランペットが解毒にも使えるらしいけど…』
う「加工が難しいのね？」

肯定の返事が返ってきた
薬ね…

う「さか子出来そう？」
さ「物によるな…せん子1度その本見せてくれへん？」
『ええよ』

そう言うと本棚から図鑑を取り出してきた

う「毒植物図鑑…凄い名前ね」

よくそんな本持ってたなと感心しながらせん子の開いたページを4人で覗き込む

し「さか子どうや？」
さ「…いけそうかもしれん」
う「よし！なら材料を買って…」

突然せん子が慌てたように本をしまい
警戒しだした

『誰か来ますね』

今の坂田やうらただったら不味いと思ったのか
気配の察知能力は1番長けてる流石せん子ね

ドアがノックされ入って来たのはやはりというか坂田だった

坂「交渉成功したで！！」

嬉しそうにしちゃって

う「良かったじゃない」
し「よく許しが出たな」
さ「じゃあその子は今日から数日この船に乗るんやね」
『良かったねさかたん』

今この様子だと全然分からいけど…
毒に侵食されてんのよね

坂「他の人にも言ってくるわ！！」
う「いってらっしゃい」
坂「うん！」

そして、嵐の様に去っていった

う「さか子改めてどう思った？」
さ「あの花の匂いがした。確定やね」
し「て事はうらたも、か」
『せやね…』

確定したか…
早く解毒剤作らないと手遅れになるかも知れないわね

そう思うと更に気が滅入り今日一深い溜息をついた






To Be Continued
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あけましておめでとうございます！
今年も頑張ります！よろしくお願いします！！！！！

アザミウマ

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