金髪美女の海賊 3

航海99日目 ページ23

side simako


うら子達に許可も取ったので朝食時間中の食堂の扉を蹴る

バンッと大きな音を立て扉が開く
すると、驚いた様な顔で振り向いてくる阿保共

し「おはようさん！」
『何をアホっぽい顔してんねん』

と、早速せん子の煽りが入る

『そんな阿呆共に朗報やで！』
し「私らうりゃしましゃかたせんはここを出てくわ！」
『まぁ、私らが居らんなっても精々生き残りや』ｸｽｯ

明らかに嘲笑した様な笑みを向けるせん子
ほんまこの子は煽るん上手いわぁ

し「死んだら宝だけ貰ってくから安心しぃや」ﾆﾔ

言いたい事だけ伝えて食堂を出る

坂「誰が阿呆や！」
浦「そう簡単に死ぬ訳ねぇだろ！」

案の定キレてるわw

それをほって置いて小舟がある所の上のヘリに飛び乗る
タンッと子気味のいい音がなる
これが出発し出す合図だ

『そんな怒らんといてや』
し「せやでー。そんな眉間に皺寄せてたら皺が戻らんくなるで？」←

隣を見ると微笑みを浮かべ私を見つめてくるせん子
周りの怒声が唯のBGMに聞こえる

一瞬志麻の姿を見つけて悲しくなるが
直ぐに目線を逸らす

そして、最後に一言

し「『死・どけ！中毒患者！！』」

の声と共に船からジャンプしちょっと離れていた小舟に乗り込む

さ「おっと、ナイス着地やな」
う「カッコつけちゃって…全く」
莉「でも、かっこよかったですよ？」

私は荷物とさか子が乗ってる船
せん子はうら子と莉奈が乗ってる船に着地する

『確か、ここら辺島が連なってたから近くにあると思いますよ？』
し「じゃあ、まずは近くの島目指すで！」
さ「急遽決まったとは思えんくらい準備がええねw」
う「流石せん子！ナイス！」
莉「船も小さいままは嫌ですね」

という事で私達は数ヶ月一緒にいた仲間を捨てた

・

・

・

筈やった…

お人好しのうら子ちゃんが誰かを見捨てるなんて無理なのをすっかり忘れていた

作戦を聞かされて流石やなと苦笑を漏らすのは
近くの島に着いた後だった








To Be Continued

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