金髪美女の海賊 3

航海95日目 ページ19

side sakata


最近物事がうまく考えられなくなってる気がする

唯、今は愛奈を虐めるしま子とせん子を何とかせなあかんと思った

愛「あ、坂田くん！センラくんがお菓子作ってくれたんだって！一緒に食べよ！」
坂「分かった！」

しま子とせん子は愛奈の嘘だとか言っとるけど…
優しくて、可愛い愛奈が嘘をつく訳が無い

愛「そういえば、坂田くんは志麻くんと仲いいの？」
坂「え？うーんええと思うけど…」

最近は会話がぎこちない気がする
まーしぃどっか無理して笑って話合わせてる感じすんよなぁ

愛「私も志麻くんとお話したいな！」
坂「まーしぃは変態やで辞めといた方がええよ！それよりセンラの作ってたお菓子って何なん？」
愛「カップケーキだよ！凄いよね、色々できる人って」
坂「やろ！皆自慢の仲間や！」
愛「…しま子ちゃんもせん子ちゃんも？」

そう言われて言葉に詰まる
二人とも何で愛奈に酷いことすんねやろ？
何が気に入らんのやろ？

坂「あんな事する奴や無かったんや。元は」
愛「…ねぇ坂田くん。しま子ちゃんやせん子ちゃんはね、元からああいう子だったんだよ」ﾆﾔ

あれ…？何か、頭がクラクラす、る？
愛奈は何言ってんねや？
元から悪い奴、やった…？

坂「そう…なん、かな？」
愛「うん、そうだよ…」

愛奈に言われるとそうだと思えてくる
思考が回らない…

坂「そっか…そう、なんやナ…」
愛「ふふっ♪分かってくれて嬉しいよ坂田くん…」
坂「当たり前やん、幼なじみ信じらんやつなんて居らんわ」
愛「じゃあ、私を虐める悪い子をお仕置きしてあげて？」
坂「分かった…」

愛奈を虐める悪い奴…
絶対に許したらあかん…




────
side shima

島「…((ﾎﾞｿｯしま子達の判断は合っとったな、何にせよここまで毒に侵食されてるとろくな思考も出来んやろうし…」

こういう風に毒状態の奴らに話し掛け彼奴らにちょっかいかけるよう仕組んどったんか…

敵ながら尊敬するわ

島「俺達の旅はここで終わりなんやな…」

さか子と莉奈ちゃんが薬を用意してくれたらしいけど、そんなんもう要らんわ
俺だけ逃げても意味ないし…

島「もっと冒険したかったんやけどな…」

口から出た本音は誰にも届くことなく消えた

誰も居ないから当然なんやけど←

もう、俺にはうら子達がこれからも楽しく冒険出来るように祈るしか無いんやな…






To Be Continued

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