捕らえられたストーン ページ43
「ブラッディレイン！」
「アイスショット！」
「やぁっ！」
シャドウ、スペード、ハチがさらに増えた人形達を相手に苦戦する。
ジョーカーもたくさんの人形に足を捕まれ、身動きがとれない。
「くそっ、離せ！ストーン！」
『ジョーカー！皆！』
ストーンがモップでジョーカーの足をつかんでいる人形を払おうとすると、後ろから首を捕まれた。
『きゃぁっ』
「ストーン！」
「「ストーンちゃん！」」
「捕まえたぞ、ストーン」
マルクスが笑いながら言うと、ストーンはバタバタと足を動かして逃れようとする。
「私に逆らおうなどよく思えたものだ。お前の大好きなアイリスはもういない。私が魂を抜いたのだからな」
『アイリスを返してください！』
マルクスを見るとどうしても敬語が出てしまうらしいが、言葉はとても尖っている。
『どうして...私もアイリスもただの捨て駒としか思ってくれないんですか？』
ストーンの瞳には強い思いがこもっている。
アイリスを奪われ、復讐に燃える瞳だ。
「要らないと思えば捨てる。ゴミと同じだ」
「同じなんかじゃねーよ」
ストーンが驚いてジョーカーを見る。
『ジョーカー...』
「ストーンがゴミならお前はゴミ以下だ！ゴミ以下がつべこべ言ってんじゃねー！」
「...なんだと？」
「命ってのはお宝だ。それは人形も同じだ。お前が魂を与えたんだ。全責任はお前にある！そしてそれを奪ったら、お前は人殺しと同じだ！」
ジョーカーはビシッと人差し指をマルクスに向けて言った。
「俺はぜってぇお前を許さねぇ！！アイリスを返せ！」
『ジョーカー...！』
「ふん、許してくれなくて結構。私はお前ら怪盗どもを全員捕まえるだけだ」
マルクスがストーンのポケットからスイッチ(イメージガム)を取りだす。
ストーンは偽物と分かっているが、演技をする。
『返して！』
「このスイッチの存在を、なぜお前が知っている？なぜ、あの部屋を知っている？この話をしたのはミスター金有がいたときだけ...。...そうか、盗み聞きをしていたのか。ストーン」
ストーンはうつむく。
「まぁこちらにスイッチが手に入ったらもう用済みだ。」
マルクスはジョーカーの足を押さえている人形から新たなスイッチを取り出す。
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如月フウカ(プロフ) - 紗羅さん» 素敵なコメント、ありがとうございます…！ストーンはですね…どうなったんでしょうか…？本人に聞かないと分からないですね…。またいつかジョーカー達の前に現れるかもしれません！その時を楽しみにしててください！ (2018年5月6日 13時) (
レス) id: e48e0731f6 (このIDを非表示/違反報告)
紗羅 - こちらは完結となっておりますが、ストーンは死んでしまったのですか？生きていたらとても嬉しいです！本当にジョーカーのかっこよさを最大限に引き出していて最高でした！如月さん、とても面白かったです！ (2018年5月4日 18時) (レス) id: 9bf26799d7 (このIDを非表示/違反報告)
如月フウカ(プロフ) - 怪盗ジョーカーさん» まさかジョーカー本人からコメントが来るとは…！感激！でもすごいのは毎回奇跡を起こすジョーカーだと思うけどなぁ…？ありがとう♪ (2018年4月21日 21時) (レス) id: e48e0731f6 (このIDを非表示/違反報告)
怪盗ジョーカー - こんなすごいのを作れるなんてある意味奇跡だぜ！！！！ (2018年4月21日 17時) (レス) id: f070c3a57c (このIDを非表示/違反報告)
如月フウカ - 銀狼さん» ありがとうございます！毎度悩みまくって更新遅れちゃうんですけど、これからもよろしくお願いします！ (2017年10月16日 17時) (レス) id: bac1df9334 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：如月フウカ | 作成日時：2017年7月5日 10時
