怪盗ジョーカー〜心を失ったドールを救え！2〜

正面突破★ ページ26

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シルバーハートを助け、その足で屋敷に向かった。
ホッシーはスカイジョーカーにある磁石をかじって眠ってしまったため、スカイジョーカーに置いてきて、ジョーカー達は屋敷の近くを歩いていた。
『...』
「ほんとにこんなんでいいの？バレないかしら？」
「大丈夫だろー」
「お人形さんになった気分で嬉し〜♪」
「チッ。怪盗サバイバルを思い出すからやりたくねーんだが仕方ねぇ」
「僕も思い出すね」
「オイラもっス！」
そう、ストーンを除いた全員が人形に変装していた。
先ほど、ジョーカーは換気するために開け放っていた窓から入り込んだが、今回は厳重に全ての窓が閉めてあった。
じゃぁ正面突破でいこうとしたとき、人形屋敷に潜り込むなら人形に変装すればいいんじゃないかと提案したのがジョーカーだった。
屋敷の前にいくと、人形達がたくさんいた。
ストーンはそれを見て驚く。
『なんであんなに実験成功者がいるの？完璧な成功者の私と、成功者のアイリスの２人しかいないはずなのに...！そういえばさっきジョーカーとハチ君が忍び込んだときもたくさんの人形が動いてた...！』
どうやらストーンが知らない間に実験が行われていたようで、動ける人形が格段に増えていたようだった。
「...とりあえず今は、アイリスを取り返そうぜ。お前の大事な親友なんだろ？」
ストーンはジョーカーの問いかけに強くうなずいた。
屋敷の前に来ると、ストーンが前に出る。
するとたくさんいる人形の中の、リーダー的な人形が話しかけてきた。
「コンニチハ、ストーンサマ」
「なんだコイツ、ロボットみてぇだな。ストーンとは違う」
ジョーカーが小さな声で呟く。
『あなたと会うのは初めて。どうして話せるの？』
「ストーンサマガイナイアイダ、ゴ主人様ガ実験ヲ行ッテイタノデス」
「やっぱり...」
「トコロデ、ソチラノカタガタハ？」
ギラリと人形の目が輝く。
ジョーカー達はドキッとしつつも、普通にしている。
『...私の友達。遊びに来たの。入っていいでしょ？』
「ソウデシタカ。ドウゾオハイリクダサイ」
人形達が道を作るようにすすーっと避けていく。
そして、勝手にドアが開く。
ジョーカー達は走りだした。

ロボット人形とストーンの違い→←ドールの親友、発見！？

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