１年越しの奇跡 ~ Future ~ 10 (ページ39)

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Hope..489 ページ39

～海人side ～

そんなこんなんで大ショックを受けている俺…

しかもさ、

AちゃんからLINEきてたんだよ？

通知オフにしてたから、すぐには気づかなくてお風呂で気づいちゃったから…

後悔しても遅いけどさ…ほんと最悪すぎるよね。

海「はぁ、自分がやらかしたの後悔しかない…」

神「でも流石にスマホは買ってもらわなきゃな」

玄「だね。仕事的にも絶対、必要だし」

海「うん…今日も帰ったら説得する…」

廉「ていうか、ほんまにAちゃんからLINEなんかきてたん？」

そう言いながら、

俺の後頭部に指で、ツンツンしながら笑ってる廉。

寝そべってて、うつ伏せになってるから顔は見えないけど、誰かはわかる。

海「きてた。絶対にきてた」

廉「ほんまに～？」

岸「廉、疑いすぎ笑」

廉「だって気になるやん。気のせいかもしれんし」

紫「そもそも海人は、AちゃんからLINEきてた内容、覚えてるわけ？」

海「…覚えてるよ。忘れてないもん」

廉の言う通り、

気のせいだったり…するのかもしれない。

けど…絶対にあれはAちゃんからだった。

だから驚いちゃって、

思わず手を滑らせて、水没しちゃったんだけどね。

海「絶対、あれはAちゃんからだった。それは自信もって言えるよ」

玄「…うつ伏せ状態で言われてもなぁ笑」

廉「内容どんなんやったん？」

それは…

海「言ったら絶対、文句言うじゃん」

廉「ふーん、ならLINEきてたの嘘なん？」

海「嘘じゃないけどぉ…」

紫「もう正直に吐いちゃえよ海人、笑」

仕方ない…

ブーイングされる前提で言うしかないな…

海「…デビューおめでとうって…どうしても海人くんに伝えたかったからって…そんな内容だった」

岸「…へぇ、そっか。よかったじゃん海人」

玄「いや岸くん…そこじゃない笑」

紫「うわ─おい海人──…めちゃくちゃ、いい内容なのに何故、水没させた？」

廉「それな。まだギクシャクしてる仲やのにさ」

神「Aちゃん気の毒すぎる…」

……泣いていい？

ほんと俺、泣いていいですかね…

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