Hope..485 ページ35
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《やっぱり待ってるのかな…》
瑞「当たり前じゃん。ギクシャクしてても唯一、Aの言葉が海人にとっては欲しいと俺は思うけど」
「…っ」
瑞「…直接、伝えるんじゃないんだから、今からでもLINEで伝えたらどう？」
《でも…》
瑞「大丈夫だって。海人、きっと喜ぶよ」
瑞稀…
やっぱり瑞稀には適わないな…笑
小さい頃から、私がなにかと落ち込むと
必ず瑞稀が隣にいてて、常に励まされてた記憶がしかないのを、ふと思い出すよ。
《後で、夜にでも送ってみるよ》
瑞「今じゃないんかい笑」
《だって心の準備ってものがあるだもん》
瑞「いや、告白じゃないんだから笑」
これでも緊張してるほうだし…
ギクシャクした関係だからこそ、おめでとうなんて伝えること、できなかった訳で…
でも伝えなきゃって決めたからには、
LINE、送らなきゃ…
瑞「…まっ、後はお互いになんとか、してほしいところではあるけどね」
「…っ」
瑞「自分でもわかってると思うけど、後悔するのはAなんだからな？海人もだけど」
《うん。心の整理ができて、伝えなきゃって思える準備ができたら海人くんに会うよ》
瑞「イギリス行く前に心の整理できんの？笑」
でっ…できるし！
瑞稀ってば、なんなの…笑
《できるよ！海人くんにも、イギリスに行くこと伝えなきゃなんないし》
瑞「そうムキになんなって笑」
《茶化さないでよ、》
瑞稀にクスクスと笑われながら、
ムスッとしていると、瑞稀が立ち上がったと思えば私の側まで来て、しゃがみこむ。
「…？」
瑞「Aはさ、昔から頑張りやさんなんだから、あんま無理すんなよ？」
そう言いながら、瑞稀は私の頭をポンポンする。
…瑞稀って、私のほうが1つ年上のはずなのに、
私よりも遥かに大人を感じるよね…
やっぱり弟がいるからこそ、なのかもな…笑
《あんまり子ども扱いしないでね？》
瑞「はいはい笑」
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作者名：みゅぷ〜ま | 作成日時：2019年4月11日 22時
