Hope..481 ページ31
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藤「だけど、Aちゃんもひまわりくんも…お互いに決して悪くはない」
「……」
藤「声をだして喋りたいからこそ、Aちゃんは喉を無意識に動かしていた」
これは、認めざるおえない…
だって、藤原先生の言う通りすぎるから…
藤「愛が勝ったんだよ、愛が笑」
「…っ、、、」
藤「声帯を痛めるくらい、ひまわりくんにいつの間にか、惹かれていったんだと思うよ」
《そこ、笑い事じゃないですからね?》
藤「ごめんごめん笑」
絶対、謝る気ないじゃん…笑
だけど…本当に私は海人くんに恋をしてるの?
わかんない、けど…でも、藤原先生は絶対に嘘は言わない人だし信じたいからな…
藤「…まっ、結局はAちゃんが恋に気づいて、認めるか認めないかの話なんだけど」
「……」
藤「悩まさせちゃって、ごめんな笑」
本当だよっ…
ただえさえ、海人くんに意識しちゃってる自分がいるっていうのに…
でも聞いたのは私だからな…
気になってた謎が少しだけ、とけた気がする。
藤「あ、これ以上はもちろん、喉を痛めないように必ず安静にしてること」
《わかってます》
藤「いや、わかってないから言ったんだよ」
《もう、心配無用です》
藤「うわっ、Aちゃん担当医に向かって、その言葉はないわ〜」
ほんとは、心配してくれるのは嬉しいけどね笑
それに藤原先生の言う通りに
喉を痛めないように、喉を動かさないように…本当に気をつけなきゃな…
メモには書かないけど、
藤原先生には、いろいろ教えてくれたし…
感謝しかないから…
海人くんに対して、恋がどうとか全然、
よくわからないままだけど…
イギリスに行くまでには
海人くんと、しっかり向き合おう…
そう、思った。
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…なのに
私と海人くんの間にある歯車は…
どんどん、エスカレートのように離れていったんだ。
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作者名:みゅぷ〜ま | 作成日時:2019年4月11日 22時