Hope..470 ページ20
〜 海人side 〜
Aちゃんと伊藤は、なにやら話している様子。
いつもの俺なら話しかけたい…ところ、
なんだけどね…
今はギクシャクしてて、距離をとっちゃってるから…どうしても控えめになってしまう。
というか、あれ…?
どうしてAちゃん、
マスクなんかしているんだろう…?
今朝は全くしていなかったのにな…
沙「そっか…無理しないでね」
沙「了解。また痛みを感じたら言ってね」
伊藤が言っている発言だと、
Aちゃん、風邪なのかな…それか、喉…?
よくわからないけど、様子からして
Aちゃんは喉を痛めてるんだ…って事には、すぐに察知してわかった。
そして、Aちゃんと伊藤は教室に入っていく。
そんな2人をじっ…と見つめてると、
俺の肩をトントンと叩いてきて、振り向くと同じクラスの男子がニヤニヤとしていた。
男「海人、なにしてんの?」
海「あ、なんでもない、なんでもない笑」
男「嘘つけ!榎本と伊藤のこと見つめてたじゃん」
いや、バレてんじゃん…笑
海「わかってるなら最初からそう言ってよ笑」
男「やっぱ、デビューしても榎本との恋心は変わりないんだな〜笑」
海「うるっさい」
…ここだけの話。
クラス全員、俺がAちゃんに恋心を抱いている事は既にバレているみたいで…
もちろん、それは他のクラスや他学年、
そして世間やAちゃん本人にバレないように…協力はしてもらっている。
そうじゃなきゃ、噂になってしまえば
デビューしたにも関わらず、騒ぎになっちゃうしメンバーにも迷惑かけるからね…
周りにバレたからには
協力してもらわなきゃ、逆に困るから。
男「てか、榎本と最近、話してるとこ見てないけどお前ら、喧嘩でもいたわけ?」
海「それはないよ。ただ仲良しすぎて、デビューしたから噂にならないよう気をつけてるだけ」
男「あ、なるほどな…」
……ちゃっかり信じちゃったよ、笑
でも、こうでも言わなきゃ
クラスの皆に心配はかける事になるから、ね…
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作者名:みゅぷ〜ま | 作成日時:2019年4月11日 22時